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Windows Sysinternals、「Sigcheck」v2.0を公開。“VirusTotal”との連携が可能に

新しいオプションが追加された「PsExec」v2.0とWindows 8.1対応の「RAMMap」v1.3も

「Sigcheck」v2.0

 米Microsoft Corporationは23日(現地時間)、ファイルが信頼できる証明書によってデジタル署名されているかチェックするためのコマンドラインツール「Sigcheck」の最新版v2.0を公開した。現在、“Windows Sysinternals”のWebページからダウンロードできる。

 「Sigcheck」は“Windows Sysinternals”製のユーティリティソフトで、複数のファイルに対して署名の検証を行うことが可能。出力結果をCSV形式でエクスポートすることもできる。

 メジャーバージョンアップとなるv2.0では、“VirusTotal”との連携機能が追加された。“VirusTotal”は40以上のウイルス対策エンジンを用いてファイルの安全性をチェックできるサービス。“-v”オプションをつけて起動することで、ファイルが安全かどうか“VirusTotal”へ問い合わせることが可能。そのほかにも、実行可能イメージの動作可能プラットフォーム(16bit/32bit/64bit)を表示する“MachineType”情報の出力がサポートされている。

 また、「PsExec」v2.0と「RAMMap」v1.3も公開されている。「PsExec」は指定したプロセスをリモート実行するツール。本バージョンはメジャーバージョンアップで、指定した名前のリモートサービスを割り当てる“-r”オプションが追加された。「RAMMap」は物理メモリがシステムによってどのように割り当てられているかを分析できるユーティリティで、今回のアップデートではWindows 8.1が新たにサポートされている。

ソフトウェア情報

「Sigcheck」
【著作権者】
Mark Russinovich 氏
【対応OS】
Windows XP/Server 2003以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0(13/10/23)

(柳 英俊)