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オープンソースの動的数学ツール「GeoGebra」v4.4が公開

“CAS”の機能強化と速度向上。WebビューワーはHTML5ベースに

「GeoGebra」v4.4

 数学の学習支援ソフト「GeoGebra」の最新版v4.4が、13日に公開された。非商用に限り無償で利用可能で、現在本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。

 「GeoGebra」は、マウス操作で簡単に作図ができる“動的数学(Dynamic mathematics)”ツール。作図した図形から数式を得たり、入力した数式を作図することができるほか、図を動かすことも可能。“CAS(Computer Algebra System)”を利用して数式を解くこともできる点は、「Microsoft Mathematics」などとも似ている。Java製のオープンソースソフトで、Windows/Mac OS X/Linuxなど幅広いプラットフォームをサポートするのも魅力と言えるだろう。

“GeoGebraTube”

 最新版となる「GeoGebra」v4.4では“CAS”の機能強化と速度向上が図られたほか、Webサービス“GeoGebraTube”にサインインして素材を共有・検索できるようになった。また、“GeoGebraTube”のビューワーがHTML5(Canvas)ベースになったのも大きな変更点。これまでのJavaアプレット版は古いブラウザー向けとして提供される。

ソフトウェア情報

「GeoGebra」
【著作権者】
International GeoGebra Institute
【対応OS】
Windowsなど(編集部にてWindows 8で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(非商用のみ)
【バージョン】
4.4(13/12/13)

(柳 英俊)