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ディスクベンチマークソフト「CrystalDiskMark」が5年ぶりのメジャーバージョンアップ
ベンチマーク部分に「DISKSPD」を採用、キューやスレッドの数を変更可能に
(2015/5/11 14:03)
ストレージベンチマークソフト「CrystalDiskMark」v4.0.0が、4月30日に公開された。現在、不具合を修正した最新版v4.0.3が作者のWebサイトや窓の杜ライブラリから無償でダウンロードできる。
「CrystalDiskMark」v4.0.0は、約5年ぶりとなるメジャーバージョンアップ。前バージョンのv3.xは、最新の“NVM Express(NVMe:高速なSSDを接続するための規格)”デバイスでピーク性能を測定できない問題や、一部セキュリティソフトとの相性問題を抱えており、後継版の開発が期待されていた。
v4.0.0の特長は、ベンチマーク部分に「DISKSPD」を採用したこと。「DISKSPD」はMicrosoftによって開発されたオープンソースのツールで、ストレージへ負荷を与えたり、パフォーマンスを計測することが可能。テスト結果はメニューから簡単にクリップボードへコピーしたり、ファイルへ保存できる。
さらにマルチキューテストやマルチスレッドテストにも対応しており、キューやスレッドの数を変更するためのユーザーインターフェイスも追加された。これにより、最新のNVMe対応SSDなど、初期設定のキューやスレッドではピーク性能を計れないケースにも対応できる。
なお、ベンチマークエンジンが変更されたため、以前のバージョンとベンチマーク結果の互換性がないので注意。
また、本バージョンにも公式応援キャラクター“水晶雫”が登場する特別版“Shizuku Edition”が用意されているが、当初の予定より1カ月半前倒しでリリースされた関係で、残念ながら新しいテーマの追加は見送られている。新しいテーマは、6月12日から13日にかけて開催される開発者イベント“OSC 2015 Hokkaido”に合わせて公開されるとのことなので期待したい。
ソフトウェア情報
- 「CrystalDiskMark」
- 【著作権者】
- ひよひよ 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むXP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/Server 2012/8.1
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 4.0.3(15/05/06)