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コード補完に対応したバッチファイルの統合開発環境「VisualBat」v1.1.0
トレース機能では変数展開とフィルタリングをサポート
(2015/6/29 17:19)
バッチファイルの編集やデバッグが行える統合開発環境「VisualBat」の最新版v1.1.0が、26日に公開された。Windows XP以降に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
「VisualBat」は、バッチファイルの編集やデバッグを行う統合開発環境風のアプリケーション。ブレークポイントを加えてステップ単位で実行することも可能で、複雑なバッチファイルの開発を効率化できる。
本バージョンでは、新たにコード補完機能が実装された。この機能は[Ctrl]+スペースキーで呼び出すことが可能で、コードの補完が行われるとコマンドリファレンスの内容も補完されたコマンドへと更新される。コードの入力効率向上に資するだけでなく、記憶が曖昧なコマンドを調べながら入力するのにも役立つ。
さらに、トレース機能で変数展開とフィルタリングがサポートされたのも大きな変更点。トレース設定画面にある[変数を展開]チェックボックスをONにしておくと、トレース情報画面で変数の代わりに格納されている値が表示される。さらに[フィルター]欄へキーワードを入力すれば、それが含まれる行のみがトレース情報欄に表示されるようになる。
そのほかにも、[再読み込み]や[常に手前に表示]といったコマンドが追加され、メインメニューから利用できるようになった。また、[オプション]ダイアログでエディターの前景色・背景色を変更可能になったのもうれしい変更点と言えるだろう。
ソフトウェア情報
- 「VisualBat」
- 【著作権者】
- shbhs 氏
- 【対応OS】
- Windows XP以降(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.1.0(15/06/26)