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メディアプレイヤー「QuickTime」v7.7.8、CVE番号ベースで9件の脆弱性を修正

悪意ある細工が施されたファイルを開くと任意のコードが実行されてしまう恐れ

「QuickTime」v7.7.8

 米Apple Inc.は20日(現地時間)、メディアプレイヤー「QuickTime」の最新版v7.7.8を公開した。本バージョンはセキュリティアップデートとなっており、CVE番号ベースで9件の脆弱性が修正されている。

 同社のセキュリティ情報によると、「QuickTime」にはメモリ破損の脆弱性が複数存在し、悪意ある細工が施されたメディアファイルを開くと、アプリケーションを不正終了させられたり、任意のコードが実行されてしまう恐れがあるという。これらの脆弱性の影響を受けるOSは、Windows Vista/7とされている。

 「QuickTime」はWindows Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。ファイルの保存や編集といった機能を利用するためには、アクティベーションキーを購入して「QuickTime 7 Pro」へアップグレードする必要がある。アクティベーションキーの価格は3,333円(税抜き)。

ソフトウェア情報

「QuickTime」
【著作権者】
Apple Inc.
【対応OS】
Windows Vista/7(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
7.7.8(15/08/20)

(樽井 秀人)