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長編ファンタジーSRPG「木精リトの魔王討伐記」のフルリメイク版が公開
新キャラや新エピソードが追加されたほか多人数戦闘が実装、“秘石合成”もリニューアル
(2016/1/6 11:00)
シミュレーションRPG「木精リトの魔王討伐記」のリメイク版「木精リトの魔王討伐記+」が、12月25日に公開された。Windows対応のフリーゲームとして公開されており、ふりーむ!よりダウンロード可能。公開以降何度かアップデートが行われ、執筆時現在のバージョンはv1.07となっている。なお、オリジナル版からのセーブデータ引き継ぎには対応していない。
「木精リトの魔王討伐記」は、2012年に公開されたシミュレーションRPG。誰もが勇者への期待を失っている世界で勇者にされてしまった木霊の少女“リト”が持ち前の機転で信頼を得ていき、やがて世界を脅かす大きな流れに立ち向かっていく姿を描いた長編作品となっている。癖のある多くの仲間達によるコミカルな掛け合いが楽しい一方で、そうして培われた絆が発揮されるシリアスで熱い展開も見所の作品だ。
“プラス版”という位置付けの「木精リトの魔王討伐記+」では、基本的なストーリーはオリジナル版を踏襲しつつ、新エピソードも追加。新キャラクターも登場し物語に関わってくる。条件によって隠しキャラクターも仲間になるとのこと。
システム面では、多人数戦闘の実装が大きなポイント。ザコ戦は従来通り4人で戦う形だが、ボス戦やイベント戦ではパーティ全員が参戦し、大規模な戦闘が行われる。多くの魅力的なキャラクターが仲間になる作品だけに、ボス戦などを全員で戦えるようになるのは待望の変更点と言えるだろう。さらに、状況によってはゲストキャラクターも参戦する。
また、スキルやアイテム、敵が一新されたほか、戦闘中に開けるとレアなアイテムが手に入る宝箱が配置されるなど、戦闘にまつわる要素がより充実。難易度変更機能も追加され、難易度“ハード”では敵の能力が上昇する代わりに入手できる経験値や金が増加し、アイテムドロップ率が倍になる。敵の能力が低下する“イージー”モードも用意されている。
また、本作のキャラクターカスタマイズにおいて特徴的なシステムである“秘石合成”も完全リニューアル。さまざまなアイテムを合成し、キャラクターを強化する“秘石”を生成する仕組みだが、どんな秘石が生成されるかの基準となる値である“エレメント”がアイテムごとに表示されるようになり、わかりやすく、探求しがいのあるシステムへと進化している。
さらには特殊な効果をもつ装備品の追加、ほぼすべてのマップの新規書き下ろし、サブストーリーやダンジョンの追加、ユーザーインターフェイスの刷新など、全体にわたり大幅なリメイクが施された。これからプレイする人はもちろん、オリジナル版をプレイ済みの人でも新鮮にプレイできるだろう。
ソフトウェア情報
- 「木精リトの魔王討伐記+」
- 【著作権者】
- 神鏡 学斗 氏、うっしー 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.07(15/12/31)