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Google、バイナリファイルの比較ツール「BinDiff」を無償化

マルウェアやセキュリティパッチの解析に利用されるツール

「BinDiff」v4.2
「BinDiff」を利用したバイナリの比較(同社ブログから引用)

 米Google Inc.は18日(現地時間)、バイナリファイルの比較ツール「BinDiff」を無償化したことを明らかにした。現在、zynamics社のWebサイトから最新版のv4.2が無償でダウンロード可能。

 「BinDiff」は、2011年にGoogleによって買収されたソフトウェアベンダーzynamics社が開発しているバイナリ比較ツール。バイナリファイルの差分や逆アセンブルされたコードの類似性をすばやく見つけ出すことが可能で、ベンダーによって提供されたパッチから脆弱性を修正した箇所を特定・識別したり、同じバイナリのバージョンによる差異を分析するのに役立つ。

 本ソフトはWindows/Linuxに対応しており、動作には「JRE」v1.7以降が必要。また、Hex-Rays社の逆アセンブラ「IDA Pro」v6.8以降も必要となる。

ソフトウェア情報

「BinDiff」
【著作権者】
zynamics GmbH、Google Inc.
【対応OS】
Windows/Linux(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.2

(樽井 秀人)