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「Windows Live メール 2012」を利用した“Outlook.com”のメール送受信が不可能に

6月30日までに新しいメールアプリへの移行を

「Windows Live メール 2012」

 米Microsoft Corporationは5日(現地時間)、「Windows Live メール 2012」で“Outlook.com(旧Windows Live Hotmail)”の送受信が行えなくなることを明らかにした。同社はWindows 8以降にプリインストールされている「メール」アプリへの移行を推奨している。

 「Windows Live メール 2012」は「Windows Essentials」に含まれている無償のメールアプリで、メールの送受信やフィードの購読が可能。“Outlook.com”や“Gmail”との接続も簡単で、Windows 7までのOSでは広く利用されていた。

 同社の公式ブログ“Office Blogs”によると、“Outlook.com”は同社が提供する最新の“Office 365”インフラストラクチャー上に構築されているが、「Windows Live メール 2012」は新しい“Office 365”のプロトコルをサポートしていないため、メールの送受信が行えなくなるという。“Outlook.com”アカウントのアップグレードは6月30日に開始されるため、それより前にアプリケーションの移行を済ませておく必要がある。

 なお、Windows 7を利用していてOSのアップグレードを希望しない場合は、Webブラウザーで“Outlook.com”を利用することが可能。また、無償で提供される“Office 365 Personal”の年間サブスクリプションを取得し、それに含まれる「Outlook 2016」を利用して“Outlook.com”のアカウントに接続することもできる。この特典の利用方法については、“Outlook.com”チームから送られるメールに記載されているとのこと。

(樽井 秀人)