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終了したはずの「Word」が勝手によみがえる不具合、日本マイクロソフトが告知

最新チャネルでは修正済み

日本マイクロソフトのサポートチームの公式ブログ

 日本マイクロソフト(株)は10月9日、「Microsoft 365」アプリの「Word」で新たな問題が発生していることを明らかにした。「Word」でファイルを閉じたり、「Word」を終了したにもかかわらず、「Word」が勝手に起動する現象が発生しているという。

 この問題は「Word」の終了処理に起因しており、異常終了(クラッシュ)を検知した「Word」が再起動を試みるため発生する。「Word」の異常終了はシステムのイベントログに記録され、OS標準の「イベント ビューアー」アプリで確認できる。イベントログの内容は環境によって異なるが、おおむね以下のようなものになるという。

障害が発生しているアプリケーション名: WINWORD.EXE、バージョン: 16.0.19029.20244
障害が発生したモジュール名: mso20win32client.dll、 バージョン: 0.0.0.0
例外コード: 0x1e29f389

 同社のサポートチームによると、この問題は最新チャネルの「バージョン 2509」で修正済み。一般ユーザーであれば、「Word」を最新の状態にすれば解決される。

 また、法人環境に関しては現在、月次エンタープライズチャネルで対応を検討しているという。

 「Word」のバージョンはリボンの[ファイル]タブをクリックしてバックステージへアクセスし、[アカウント]ページに切り替えると確認できる。

「Word」のバージョンはリボンの[ファイル]タブをクリックしてバックステージへアクセスし、[アカウント]ページに切り替えると確認できる