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MicrosoftのAIターミナル「Intelligent Terminal」が改良、60件以上の修正・改善で高速化
ローカルモデルでAPIキーが利用可能に。エージェント操作の自動承認にも対応
2026年9月17日 14:40
米Microsoftは9月14日(現地時間)、「Intelligent Terminal」v0.2.2572をリリースした。現在、「GitHub」のリリースページや「Microsoft Store」から無償で入手可能だ。
「Intelligent Terminal」(日本語環境での名前は「インテリジェント ターミナル」)は、OS標準の「ターミナル」(Windows Terminal)にAIエージェントをネイティブ統合した実験的アプリ。シェル出力を自動的にAIへ渡せるエージェントペインを備えており、エージェントとクライアントを接続するためのオープンプロトコル「ACP」(Agent Client Protocol)に対応するエージェントであれば連携が可能。ローカルモデルにも対応する。
「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、ライセンスは「MIT」。「Windows 10 バージョン 2004」(ビルド 19041)以降に対応している。利用の際は、対応するエージェントCLIとそのサブスクリプションが必要だ(既定は「GitHub Copilot CLI」)。
なお、「Windows Terminal」とは独立したアプリとしてインストールされるため、既存の「Windows Terminal」と競合することはない。
起動やコンテキスト収集を高速化
今回のリリースは高速化と使い勝手、信頼性の向上にフォーカスしたアップデートで、60件以上の修正と改善が行われている(数値はいずれもデバッグ環境でのベンチマーク結果)。
- エージェントの起動を高速化:接続からエージェントが使えるようになるまでの時間(中央値)が単一のタブで56%、5つのタブを続けて開いた際の5つ目で47%短縮
- コンテキスト収集を軽量化:「Autofix」やプランナーがペインから必要な情報を集める時間(中央値)を、およそ48~89%短縮
- 長い会話も快適に:会話が長くなっても、履歴のスクロールが速くスムーズ
ローカルモデルでAPIキーが利用可能に
また、ローカルモデルやOpenAI互換モデルで、APIキーが利用できるようになった。これまではAPIキーの要らないプロバイダーにしか対応していなかったが、利用の幅が広がる。
なお、キーは設定ファイルではなく、Windowsの資格情報マネージャーに保存される。「Base URL」、「Model ID」といった設定もわかりやすく整理された。
そのほかにも、エージェント操作の自動承認(オプトイン)がサポートされた。「Copilot」「Claude」「Codex」「Gemini」では、各プロバイダーのネイティブな自動承認モードを利用して、許可を求められる中断を減らせる。エージェント側が提供するスラッシュコマンドも、組み込みのスラッシュコマンドと並んで同じ補完メニューに表示されるようになった。それ以外にも、多くの改善が行われている。
- 「Autofix」が、失敗したコマンドを書き直すだけでなく、ユーザーが本来やろうとしていたことに沿って修正するように。目的の確認や複数ステップにわたる失敗の診断、許可の要求も行い、失敗が起きたペインへ修正を戻す
- エージェントの操作内容が読みやすく。成功したツール呼び出しは1行の要約に折りたたまれ([Ctrl]+[O]キーで展開)、編集は行単位でプレビュー。思考ブロックは完了後に折りたたまれ、検索の詳細は実行中でも確認できる
- ウィンドウレイアウトの復元設定を有効にしていると、エージェントペインと対応CLIの会話も、ペインや作業ディレクトリとともに復元されるように
- 複数行の入力で、[↑][↓]キーによる行の移動が自然に。入力中に[Ctrl]+[A]キーで下書きを全選択できるように
- エージェントペインで、[Ctrl]キー+マウスホイールによるズームが復活
- 複数のカスタムエージェントを保存しておけるように
- 「Oh My Posh」などでプロンプトを置き換えている場合でも、「PowerShell」のシェル統合が復旧するように
- ターミナルの透過表示とペインの間隔が元通りに






















