NEWS(09/07/28 14:27)

MS、Windows Mobile向けソフトライブラリ“Marketplace”の登録受け付けを開始

アプリを登録した開発者にAmazonのギフト券をキックバックするキャンペーンも

“Marketplace”の登録キャンペーンサイト“Marketplace”の登録キャンペーンサイト

 (株)マイクロソフトは28日、Windows Mobile向けソフトライブラリサービス“Windows Marketplace for Mobile”(以下、“Marketplace”)の日本におけるアカウント登録とアプリケーション登録の受け付けを開始した。

 “Marketplace”は、マイクロソフトが運営するWindows Mobile向けアプリケーションの公式ライブラリサービス。アップルの“iPhone”における“App Store”のように、Windows Mobile端末から直接ネットワークを介してアプリケーションを検索・ダウンロード可能になる。同サービスは今秋リリースが予定されているWindows Mobile 6.5で利用できるほか、Windows Mobile 6.0/6.1でも年内に利用可能になる予定。

 同サービスへのアプリケーション登録にはアカウントを取得する必要があり、アカウント取得時に99米ドルがかかる。また、アプリケーションを登録する際にはマイクロソフトによる審査を通過する必要があり、審査の際はCABファイル1つにつき99米ドルがかかる。なお、年内にアカウントを取得したユーザーは5回まで無料で審査を受けられる。

 登録されたアプリケーションは透明性の高い基準に従って審査されたのち、マルウェアでないことや公序良俗に反したコンテンツでないことが保障された上で公開されるので、ユーザーが安心して利用できるのが利点だ。

 なお、同社では“Marketplace”の登録受け付け開始を記念して、本日より来年1月12日まで、登録ユーザーへAmazonギフト券10,000円分をキックバックするキャンペーンを行っている。

 対象となるのは、“Marketplace”のアカウントを取得し、登録したアプリケーションが最低でも1つ審査を通過した開発者のうち、Windows Mobile向け製品の開発を支援するマイクロソフト公式の“Windows Mobile 開発者事務局”に会員登録した開発者全員。キャンペーンの応募は郵送またはFAXで行う仕組みで、審査通過の際に送られるメールのコピーを添付する必要がある。アプリケーションの審査には通常3週間から4週間程度かかるため、余裕をもってアプリケーションの審査を済ませたい。

 また、同社では8月3日に“Marketplace”に関するセミナーを開催する。セミナーでは、“Marketplace”のアカウント作成やアプリケーションの登録などに関するセッションが設けられているので、興味のある開発者は参加するとよいだろう。

(柳 英俊)