Windows Insider Preview

「タスク マネージャー」のNPU対応が拡充へ ~「Process Explorer」の出番が減るかも

プロセス分離「AppContainer」も一目瞭然

「タスク マネージャー」にいくつかの改善

 米国時間3月30日にBeta/Devチャネルでリリースされた「Windows 11 Insider Preview」ビルドでは、「タスク マネージャー」にいくつかの改善が加えられている。

NPU対応の強化

 まず、AI処理専用のプロセッサー「NPU」(Neural Processing Unit)を搭載するデバイスで、NPUの利用状況をより詳細に把握できるようになった。

 たとえば[プロセス]、[ユーザー]、[詳細]の各ページには「NPU」、「NPU engine」という新しいカラムが追加。リストビューで有効にすれば、それぞれのプロセスがどれだけNPUリソースを消費しているのかがわかる。

 また、[詳細]ページでは「Dedicated NPU memory」(専用NPUメモリ)、「Shared NPU memory」(共有NPUメモリ)というオプションカラムが用意されており、NPUがメモリをどのように、どれぐらい消費しているのかも把握できる。

[詳細]ページのオプションカラム

 そのほかにも、GPUに含まれるニューラルエンジンがある場合、それらが[パフォーマンス]ページに表示されるようになる。

プロセス分離の可視化

 Win32アプリは自由度が高く、誤解を恐れずに言えば「やりたい放題」だ。万が一アプリのプロセスが乗っ取られてしまうと、システム全体が道連れになってしまう恐れがある。

 そのため、近年のWindowsではセキュリティを高めるため、とくに重視すべきプロセスで「AppContainer」と呼ばれるプロセス分離が導入されている。プロセスをシステムから隔離されたサンドボックス(AppContainer)に閉じ込めることで、万が一プロセスが乗っ取られても、システムやそのほかの領域は守られるというわけだ。

 新しい「タスク マネージャー」には[プロセス]ページと[詳細]ページにオプションの「分離」カラムが追加されており、どのプロセスが「AppContainer」で動作しているのかが一目でわかるようになった。

並び替えで「AppContainer」で動作しているプロセスを上位に表示

 この情報は従来、「Process Explorer」などのツールを別途用意する必要があったが、それが不要になるわけだ。

 これらの改善はプレビュー版Windows 11で十分テストされたのち、製品版に展開される見込みだ。