NEWS(10/02/17 14:50)
Adobe、クロスドメインの脆弱性などを修正した「Adobe Reader」v9.3.1を公開
システムをコントロールされてしまう可能性があった問題も修正
Adobe Systems Incorporated.は16日、同社製のPDFビューワー「Adobe Reader」の最新版v9.3.1を公開した。最新版の変更点は、深刻度が同社の評価で最高となる“Critical”と位置付けられた脆弱性を2件修正したこと。
脆弱性の1つは、クロスドメインに関する脆弱性で、クロスドメインの制限を超えてデータを送受信できてしまう問題。また、もう1つはアプリケーションを異常終了させてシステムをコントロールできてしまう可能性があった問題となっている。
なお、最新版のv9.3.1はv9.3向けのアップデートプログラムとして提供されており、本体と別にインストールする必要があるので注意。「Adobe Reader」の自動アップデート機能を利用してインストールすることもでき、この場合は[ヘルプ]メニューの[アップデートの有無をチェック...]を選択すればよい。
本ソフトは、Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7および64bit版のWindows XP/Vista/7などに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。
また、製品版「Adobe Acrobat」v9.3以前にも同様の脆弱性が存在し、「Adobe Acrobat」v9.3向けのアップデートプログラムが公開されている。
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated.
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/XP x64/Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 9.3.1(10/02/16)