NEWS(11/02/02 13:38)
「VLC media player」v1.1.7が公開、MKVフォーマットの処理に関する脆弱性を修正
オープンソースによる開発開始から10周年を記念した特設サイトが公開
仏VideoLAN Projectは1日(現地時間)、オープンソースのメディアプレイヤー「VLC media player for Windows」の最新版となるv1.1.7を公開した。本バージョンでは、MKVフォーマットの処理に関する脆弱性が修正されている。
本脆弱性が悪用されると、悪意ある細工が施されたMKVファイルを開くだけで、任意のコードが実行されてしまう恐れがある。デンマークのセキュリティベンダーSecuniaでは、本脆弱性の深刻度を5段階中2番目に高い“Highly critical”と分類している。
MKVはさまざまな音声・動画データとそのメタデータをひとつのファイルへ格納できる“コンテナ”フォーマットの一種で、“DivX”や“WebM”にも採用されている。
なお、VideoLANがオープンソースによる開発を始めて、1日で10周年を迎える。これに伴い、その歴史を振り返る特設サイトが同日公開された。本特設サイトでは10日間にわたり、毎日VideoLANの歩みや「VLC media player」の開発に関わるエピソードなどが公開される予定。興味のあるユーザーは訪れてみてはいかがだろうか。
本ソフトは、Windows 2000/XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同プロジェクトのWebサイトからダウンロードできる。
- 【著作権者】
- the VideoLAN team
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.1.7(11/02/01)