NEWS(11/09/09 15:36)

“ライブ・テクノロジー”を搭載したストレージ仮想化ソフト「VVAULT」v2.0が公開

仮想ドライブサービスを稼働させた状態でバックアップ・リストアなどを実現

「VVAULT」v2.0「VVAULT」v2.0

 (株)オレガは9日、ストレージ仮想化ソフト「VVAULT」の最新版v2.0.0を公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 3.5 SP1が必要。

 「VVAULT(ブイボルト)」は、複数のさまざまなストレージを単一の仮想ドライブへ統合できるソフト。内蔵・外付けHDDやNAS、USBメモリなど、Windowsから認識可能なほとんどのストレージに対応するほか、ファイルの使用頻度とストレージのデータ転送速度を考慮して、ファイルを配置するストレージを最適化する階層化処理(ティアリング)などの機能を備える。

インストーラーで“VVAULTライブ・テクノロジー”を導入するかどうか選択可能インストーラーで“VVAULTライブ・テクノロジー”を導入するかどうか選択可能

 さらに、v2.0では“VVAULTライブ・テクノロジー”を新たに搭載。これは仮想ドライブサービスを稼働させたままのデータバックアップ・リストアを可能にする技術で、仮想ドライブの状態を監視して差分データを自動的にバックアップしたり、ディスク障害や接続障害を検知してデータを復元することができる。本機能は、接続できるストレージ数が2つまでに制限された無償版“Basic”と法人向けの有償版“Professional”で利用可能。

 なお、“VVAULTライブ・テクノロジー”は、サーバーOSのサポートが省かれた個人向け無償版“Personal”ではサポートされないので注意。データのバックアップ・リストア機能を利用するには、今回新設された月額525円(税込み)の“Personal Plus”版を購入する必要がある。

「VVAULT Personal」

【著作権者】
(株)オレガ
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/Home Server 2011/XP x64/Vista x64/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0.0(11/09/09)

(柳 英俊)