NEWS(11/12/01 18:50)

「Cubase」の旧バージョンに同梱されていたVSTインストゥルメントが無償公開

アナログシンセ「Model E」とバーチャルベース音源「VB-1」を利用可能

 独Steinberg Media Technologies GmbHは11月28日(現地時間)、人気の統合型音楽制作ソフト「Cubase」シリーズの旧バージョンに同梱されていたVSTインストゥルメント「Model E」「VB-1」を、「VST Classics Vol. 1」として公開した。Windows環境などのVSTホストアプリケーション上で動作するフリーソフトで、編集部にてWindows Vista上の「VSTHost」v1.52で動作確認した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。

 「VST Classics Vol. 1」をインストールすると、指定したフォルダに「Model E」「VB-1」がインストールされ、VSTホストアプリケーションから利用可能になる。同社によると両VSTインストゥルメントは、最新のOSで動作するようにバージョンアップされているとのことで、64bit版のアーカイブも用意されている。

「Model E」「Model E」

 「Model E」は、3つのオシレーターやVCO・VCA、エンベロープフィルターなどを搭載したアナログシンセ。伝統的なアナログシンセのコントロールパネルを模したデザインで、シンプルながら多彩な音色作りが可能。また、77種類のプリセットを備えているのもうれしい。

「VB-1」「VB-1」

 「VB-1」は、直感的な音作りが可能なバーチャルベース音源。エレキベースを模したコントロールパネル上で、ピッキング位置とピックアップの位置をドラッグで移動し、音色をコントロールできる。また、音の丸みやリリースタイミングもエレキベース上のつまみで調節可能。

【著作権者】
Steinberg Media Technologies GmbH
【対応OS】
32bit/64bit版Windowsなど
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
-(11/11/28)

(長谷川 正太郎)