NEWS(11/12/12 15:33)
“RLO”を使って拡張子が偽装されたファイルをチェックできる「Explzh」v6.03
「Explzh」本体の右クリックメニューに関するセキュリティが改善
エクスプローラ風のファイル圧縮・解凍ソフト「Explzh」の最新版v6.03が、10日に公開された。
本バージョンでは、「Explzh」本体の右クリックメニューにある[開く]項目からファイルを実行しようとした場合のセキュリティが改善された。具体的には、実行ファイルに対して上記の操作を行った場合に、実行するかどうかを確認するダイアログが表示されるようになった。また、EXEおよびMSI形式の実行ファイルについては、デジタル署名のチェックを行なってから実行の確認が行われる仕組み。
さらに、Unicodeの制御文字の1つである“RLO(right-to-left override)”を使って拡張子を偽装した実行ファイルのチェックに対応した。“RLO”はファイル名の文字を右から左に向かって読むように変更する制御文字で、通常はアラビア語などを表記する際に使われる。
本バージョンでは“RLO”を使って拡張子が偽装されたファイルが含まれる圧縮ファイルを開いた場合に、警告が表示されるようになった。また、拡張子が偽装されたファイルを実行しようとした場合にも警告が表示され、実行が抑止される仕組み。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のWebページには、“RLO”を使ったファイル名の細工についての解説が掲載されているので、一度目を通しておくとよいだろう。
本ソフトは、Windows 98/Me/2000/Server 2003/XP/Vista/Server 2008/7および64bit版のXP/Server 2003/Vista/Server 2008/7に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、商用または法人利用の際は1,050円(税込み)でライセンスを購入する必要がある。現在、作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
- 【著作権者】
- pon software
- 【対応OS】
- Windows 98/Me/2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/XP x64/Server 2003 x64/Vista x64/Server 2008 x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(個人での非商用利用のみ、寄付歓迎。商用、法人利用は1,050円(税込み))
- 【バージョン】
- 6.03(11/12/10)