NEWS(12/04/10 14:41)

分散コンピューティングクライアント「BOINC」がv7へメジャーバージョンアップ

“OpenCL”に対応

「BOINC」v7.0.25「BOINC」v7.0.25

 カリフォルニア大学バークレー校は9日(現地時間)、“SETI@home”や“World Community Grid”といった分散コンピューティングの汎用クライアントソフト「BOINC」のメジャーバージョンアップ版となるv7.0.25を公開した。本バージョンの主な変更点は、CPUに加えGPUなども利用する並列処理をC言語で実現するフレームワーク“OpenCL”に対応したこと。

 また、“簡易表示”時の画面デザインが改良されてよりシンプルになったほか、仮想マシンへの対応が向上した。さらに、タスクの実行順などを制御するスケジューラーが改良され、より効率的にタスクを処理できるようになっている。

 本ソフトは、Windows 2000/XP/Vista/7および64bit版のXP/Vista/7などに対応するフリーソフトで、現在本ソフトの専用ページや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

【著作権者】
University of California, Berkeley
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista/7/XP x64/Vista x64/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
7.0.25(12/04/09)

(長谷川 正太郎)