NEWS(12/05/09 10:34)

コマンドラインシェル「NYAOS」が内蔵“Lua”言語でCOMオブジェクトを制御可能に

「Microsoft Office」や「Internet Explorer」を“Lua”スクリプトで操作可能

「NYAOS」v3.3.2_0「NYAOS」v3.3.2_0

 Unixライクなコマンドラインシェル「NYAOS」の最新版v3.3.2_0が、6日に公開された。Windows XP以降およびOS/2 Warp 4.5に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。現在、プロジェクトホスティングサービス“Bitbucket”のプロジェクトページからダウンロードできる。

 「Nihongo Yet Another Open Shell(NYAOS)」は、Unixでよく利用されるシェルのひとつ“tcsh”の機能を多数盛り込んだWindowsおよびOS/2向けのコマンドラインシェル。スクリプト言語“Lua”のインタープリターを内蔵しており、スクリプトで機能を自由に拡張できる。

 v3.3.2_0では、内蔵のLuaインタープリターでCOMオブジェクトを呼び出せるようになった。たとえば、「Microsoft Office」や「Internet Explorer」といったCOM対応のアプリケーションをLuaスクリプトで遠隔操作できる。Lua言語を実践的に学びたいユーザーにとっては注目のアップデートと言えるだろう。

“Lua”スクリプトで「Microsoft Excel」を操作“Lua”スクリプトで「Microsoft Excel」を操作

 また、Luaスクリプトを実行するためのコマンドが簡略化。これまで“nyaos -f foo.lua”と記述する必要があったのを改め、起動オプションなしの“nyaos foo.lua”と記述できるように変更が加えられた。

【著作権者】
HAYAMA,Kaoru 氏
【対応OS】
Windows XP以降など
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.3.2_0(12/05/06)

(柳 英俊)