NEWS(12/06/25 14:55)

4D2U Project、4次元デジタル宇宙ビューワー「Mitaka」の最新版v1.2.1を公開

左右分割方式および上下分割方式の立体視に対応

「Mitaka」v1.2.1

「Mitaka」v1.2.1「Mitaka」v1.2.1

 国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト(4D2U Project)は24日、3D天体シミュレーター「Mitaka」の最新版v1.2.1を公開した。現在、“4D2U Project”のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 「Mitaka」は、太陽系・恒星・銀河のデータをもとに、指定した時間と位置における宇宙の様子を再現する“4次元デジタル宇宙ビューワー”。地球から宇宙の大規模構造までを自由に移動できる“宇宙空間モード”と、天体に着陸してその星空を再現する“プラネタリウムモード”を備える。3D立体視にも対応しており、国立天文台(東京都三鷹市)にある立体視シアターの上映用ソフトとしても実際に利用されているという。

 本バージョンでは、左右分割方式および上下分割方式の立体視に対応。本ソフトの表示を立体視機能をもつテレビへ出力すれば、迫力のある立体映像で天体の様子を楽しむことができる。ほかにも、非操作時にマウスカーソルを非表示にする機能や、設定ファイルで情報ウィンドウの表示・非表示やサイズを指定する機能などが、新たにサポートされている。

 「Mitaka」は、Windows 2000/XP/Vista/7に対応しており、個人的に楽しむことまたは天文学の教育・普及活動を目的とする限り自由に利用できる。なお、動作にはDirectX 8.1以降が必要。

【著作権者】
国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト(個人利用または教育目的の利用のみ)
【バージョン】
1.2.1(12/06/24)

(柳 英俊)