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無料メーラー「Thunderbird」v140.0が公開 ~新着通知からスパム・スター登録が可能に
2つ目のメール設定では「アカウント ハブ」がデフォルトで有効化
2025年7月4日 06:45
オープンソースのメールソフト「Thunderbird」v140.0が、7月2日にリリースされた。Windows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在、公式サイト「thunderbird.net」や「Microsoft Store」からダウンロードできる。Windows版はWindows 10以降をサポートしており、窓の杜ライブラリからもダウンロード可能だ。
本バージョンでは、新着メールの通知に[スターを付ける]、[迷惑マークを付ける]ボタンが追加され、スターの付加や迷惑メールとしての登録が可能になった。両ボタンはデフォルトでは無効化されており、[設定]-[一般]画面の[新着メールの通知]エリアにある[カスタマイズ]ボタンから、デスクトップ通知のカスタマイズダイアログでそれぞれ有効化する必要がある。
また、2つ目のメール設定では、カレンダーや連絡先の情報も同期できる「アカウント ハブ」がデフォルトで有効化される仕様になった。そのほか、ユーザーインターフェイスに関する一部の設定が[一般]画面から[外観]画面へ移設された。
セキュリティの修正も行われており、CVE番号ベースで11件の脆弱性が修正されている。内訳はMozillaの基準で4段階中2番目に高い“high”が2件、3番目に高い“moderate”が5件、最も低い“low”が4件となっている。「Thunderbird」は既定でスクリプトが無効化されているため、「Firefox」ほどの影響はないが、できるだけ早めの対処が望ましい。