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無料メールソフト「Thunderbird」v138.0では新着メール通知からメール操作が可能に
最大深刻度highの脆弱性11件も修正
2025年4月30日 15:41
オープンソースのメールソフト「Thunderbird」v138.0が、4月1日にリリースされた。Windows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在、公式サイト「thunderbird.net」や「Microsoft Store」からダウンロードできる。Windows版はWindows 10以降をサポートしており、窓の杜ライブラリからもダウンロード可能だ。
今回のアップデートでは、新着メールの通知パネル上からメールを既読にしたり、削除するといった操作が可能になったが、編集部の環境では機能を確認できなかった。また、macOS版で新着メール通知をカスタマイズする設定が追加されている。
そのほか、メッセージのフィルタリング処理でクラッシュが発生することがある不具合を始めとした24件の問題が修正された。
セキュリティ関連の修正は、CVE番号ベースで全11件。深刻度の内訳は、Mozillaの基準で2番目に高い「high」が4件、3番目に高い「moderate」が6件、最も低い「low」が1件となっている。「Thunderbird」は既定でスクリプトが無効化されているため、「Firefox」ほどの影響はないが、できるだけ早めの対処が望ましい。