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無料の定番メールソフト「Thunderbird」v138.0.2がリリース【5月23日追記】

深刻度criticalの脆弱性2件を修正

「Thunderbird」v138.0.2

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」v138.0.2が、5月20日にリリースされた。本バージョンは不具合と脆弱性の修正がメインのメンテナンスリリースとなっている。

 不具合の修正では、フォルダーを圧縮した際にスタンドアローンのメッセージウィンドウやタブが応答しなくなる問題が修正された。また、プロファイルがUNCパスを使用したネットワーク上にある場合にメッセージを表示できない問題なども対処されている。

 脆弱性の修正も行われているとのことだが、執筆時現在セキュリティアドバイザリが更新されていないため詳細は不明。明らかになり次第、追ってお伝えする。

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、Windows版はWindows 10以降で利用可能。公式サイト「thunderbird.net」のほか、Windows版は窓の杜ライブラリからも入手できる。

[2025年5月23日編集部追記] 「Thunderbird」セキュリティアドバイザリが更新され、修正された脆弱性の内容が判明した。それによると、修正された脆弱性はCVE番号ベースで2件。いずれも深刻度はMozillaの基準で最も高いcriticalとされており、できるだけ早くアップデートすることを推奨する。