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6月の月例パッチ適用でPCが起動不能になる問題の影響範囲が富士通以外にも拡大中
マウスコンピューターなどにも波及。影響モデルが判明、対策済みのBIOSのリリースも
2025年6月17日 17:23
2025年6月のセキュリティ更新プログラム「KB5060533」を適用したWindows 10搭載PCが起動不能になる問題は、富士通製PC以外でも発生しているとのこと。
富士通
執筆時現在、富士通製PCで問題が確認されているのは以下のモデル。
- 2016年10月発表モデル:ESPRIMO WD1/A3、ESPRIMO WD2/A3
- 2016年1月発表モデル:ESPRIMO WD1/X
- 2015年10月発表モデル:ESPRIMO WD2/W
同社は6月13日以降、2015年から2016年に販売したPCに対し「Windows Update」を介した「KB5060533」の配信を一時停止する措置をとっていたが、調査・検証により問題が起きないと確認された機種については、配信停止を順次解除するとしている。
マウスコンピューター
マウスコンピューターの一部ノートPCでも、「KB5060533」の適用後に起動ロゴから先に進まない、『自動修復を準備しています』という画面で止まってしまうなどの症状が確認されているとのこと。原因は特定済みで、以下のモデルで対策済みのBIOSが提供されている。
- mouse A5
- mouse B5
- mouse F7
- mouse K5
- mouse K7
- DAIV S4
- DAIV R6
- MousePro C4
- MousePro G4
また、以下のモデルに関しても対策済みのBIOSを準備中とのこと。
- G-Tune E4
- G-Tune E5
- G-Tune P5
- G-Tune P7
- DAIV 4N
- DAIV 5N
- MousePro L5
GIGABYTE
一方、GIGABYTE Technology製Windows 11デバイスでは、「KB5060842」の適用後にOSが起動しなくなる事象が発生しているという。該当する機種も特定済みで、同社は、アナウンスがあるまでWindows Updateを行わないよう設定変更することを呼びかけている。また、すでにWindows Updateを行ってしまった場合は、GIGABYTEノートパソコンサポートセンターへ連絡してほしいとのこと。
該当するデバイスは以下の通り。
- GIGABYTE G5シリーズのうち、型番がKF-/MF-で始まる製品
- GIGABYTE G6シリーズのうち、型番がKF-/MF-で始まる製品
- すべてのGIGABYTE G6Xシリーズ