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2025年6月セキュリティパッチでWindowsが起動不能になる問題をMicrosoftが認める

Windows 11で発生の報告もあるが関連性は不明、まずはOEMメーカーへの問い合わせを

公式コミュニティサイト「Microsoft Community」

 2025年6月セキュリティ更新プログラムを適用したWindowsデバイスが起動不能になる問題に関し、米Microsofは6月18日(現地時間)、公式コミュニティサイト「Microsoft Community」で声明を発表した。社内エキスパートによると、富士通、GIGABYTE、ThundeRobotなどのモデルで問題が発生しているのは事実だという。

 寄せられた報告によると、影響を受けるモデルはWindows 10搭載だったり、Windows 11搭載だったりとさまざまのようだ。また、メーカーごとに異なる症状が含まれているため、かならずしも関連性があるとは言えないとしている。

 その上で、初期調査の段階では、こうした挙動は特定のデバイスモデルで使用されているサードパーティ製ファームウェアとの関連が疑われている。Windowsとの間で非互換性の問題があるようだ。

 同社はOEMメーカーと協力し、影響を受けるデバイスをそれぞれ調査し、問題を解決できるよう支援していくとしている。新しい情報が入り次第、公表するとのこと。

 最新パッチでWindowsの機能に問題が生じた場合は、まずOEMに連絡してサポートを受けることを推奨している。