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Windows 10向けプレビューパッチ「KB5061087」が公開 ~「curl」などをアップデート
「Windows 11」向けのプレビューパッチは後日提供
2025年6月26日 06:45
米Microsoftは6月24日(現地時間)、「Windows 10 バージョン 22H2」の2025年6月非セキュリティプレビュー更新プログラム「KB5061087」をリリースした。「Windows 11」向けのプレビューパッチは後日提供されるとのこと。
- Windows 11 バージョン 24H2:(未リリース)
- Windows 11 バージョン 23H2:(未リリース)
- Windows 11 バージョン 22H2:(未リリース)
- Windows 10 バージョン 22H2:KB5061087
「KB5061087」におけるハイライトは、以下の通り。段階的に展開される機能もあるため、パッチを適用してもすぐに利用できるようになるとは限らない点には注意したい。
- Windowsに含まれる「curl」をv8.13.0に更新
- 「Entra ID Windows Account Manager」(WAM)プラグインのデバイス登録に影響する問題を修正
- 未使用の言語パックおよびオンデマンド機能(FOD)パッケージが完全に削除されない問題に対処。ストレージが余計に消費されるとともに、「Windows Update」のインストール時間が増加していた
- [スタート]メニューからジャンプリストが表示されなくなる問題を修正
そのほかにもさまざまな改善や不具合修正が含まれているが、2025年6月のセキュリティパッチを適用したWindowsデバイスが起動不能になる問題についての言及はなかった。
なお、今回リリースされたのは、米国時間来月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー)に先駆けテストされるプレビューパッチ。セキュリティ関連の修正は含まれておらず、 適用は必須ではない(オプション提供) 。あくまでも新機能をいち早く試してみたいパワーユーザーや、組織で大量のデバイスを管理しており、自社環境への影響を事前にテストしたいIT管理者向けだ。一般のユーザーは来月のパッチチューズデーを待っても問題はないだろう。