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スタートページの刷新とWindows 10対応の強化が施された「Opera 36」が正式版に
拡張機能を大量に導入している環境のためにエクスパンダーを追加
(2016/3/16 15:08)
ノルウェーのOpera Software ASAは15日(現地時間)、デスクトップ向けWebブラウザー「Opera」の最新版「Opera 36」を正式公開した。「Opera 36」ではスタートページのデザインが変更されたほか、Windows 10における改善を始めとするさまざまな修正が盛り込まれている。
新しいスタートページでは、ナビゲーションとカスタマイズ性を重視。ナビゲーションバーが下部から左側へ移され従来よりもコンパクトになったほか、画面右上の歯車アイコンからアクセスできるカスタマイズパネルで、表示する項目をON/OFFできるようになった。設定画面(chrome://settings)の[ブラウザ]-[詳細設定]欄で[Show advanced settings]オプションを有効化すれば、検索ボックスやスピードダイヤルまで取り去ったシンプルなスタートページへカスタマイズすることも可能。テーマのカスタマイズも、このパネルから簡単に行える。
一方、Windows 10向けの改善としては、タッチパネルへの対応強化が挙げられる。タッチ操作で右クリックメニューを表示すると、マウス操作で表示した場合に比べて項目のサイズが大きい、タッチ操作向けのメニューが表示される。さらに設定画面の[ブラウザ]-[ユーザーインターフェイス]欄にある[最上部のバーでシステムカラーを表示]オプションを有効化すれば、ウィンドウをシステムカラーと合わせることができる。
そのほかにも拡張機能のエクスパンダーが追加され、ツールバーから拡張機能のボタンがあふれてしまった場合にプルダウンメニューが表示されるようになった。また、ブラウザーのコア部分も「Google Chrome 49」相当へとアップデートされている。
「Opera」はWindows/Mac/Linuxなどに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからダウンロードすることもできる。
ソフトウェア情報
- 「Opera」Windows版
- 【著作権者】
- Opera Software ASA
- 【対応OS】
- Windows XPから10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 36.0.2130.32(16/03/15)