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Windows 10へのうっかりアップグレードを防止できるフリーソフトを電机本舗が公開

「Windows10レスキューキット」Free版に同梱の「Windows10アップグレードチェッカー」v2

「Windows10アップグレードチェッカー」v2.1
Windows 10へのアップグレードに関する設定変更を検知、ユーザーへ知らせる機能

 (有)電机本舗は4月27日、Windows 10へのアップグレードに関わる問題のチェックとその解決を助けるツール「Windows10アップグレードチェッカー」v2を無償公開した。「Windows10レスキューキット」Free版に同梱されており、同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。

 「Windows10アップグレードチェッカー」v2の目玉機能は新たに搭載された、システムに常駐してWindows 10へのアップグレードに関連する設定が変更されるのを検知、ユーザーへ知らせる機能。これを利用すれば、操作を誤ってWindows 10へのアップグレードを有効化してしまい、アップグレードが行われてしまうといった事故を未然に防止することができる。

 そのほか「Windows10アップグレードチェッカー」には大きく分けて3つの機能が搭載されている。

 1つ目は、システムがWindows 10へアップグレードできるか事前に検査を行い、その結果をレポートする機能だ。ハードウェアのスペックがWindows 10の要件を満たしているかどうかや、ディスクドライブの空き領域が足りているかどうかを確認することができる。

システムがWindows 10へアップグレードできるか事前に検査を行い、その結果をレポート

 2つ目は、Windows 10へのアップグレードが失敗した場合に備えて、データのバックアップを行う機能だ。ただし、本ソフト自体にはバックアップ機能が備わっていないため、無償の姉妹品「PBTM」を案内する機能となっている。

 3つ目は、Windows 10へのアップグレードそのものをブロックする機能。Windows 10へのアップグレードを希望しない場合に、それを無効化したり、アップグレードを勧めるアプリ「Windows 10 を入手する(Get Windows 10)」の表示を抑止することができる。

Windows 10へのアップグレードが失敗した場合に備えてデータのバックアップ
Windows 10へのアップグレードそのものをブロック

 ただし、本機能を利用するには“インストール版”をセットアップしたのち、「W10UpBrockEye」を起動する必要があるので注意。インストールなしに「Windows10アップグレードチェッカー」を起動した場合には利用できない。

 “インストール版”は、「Windows10レスキューキット」のアーカイブ内にある“W10UpChk160430”-“インストール版(Windows10アップグレードブロックEye)”フォルダーにあるINSTALL.EXEを実行することでインストール可能。

ソフトウェア情報

「Windows10アップグレードチェッカー」
【著作権者】
(有)電机本舗
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 8で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.1

(樽井 秀人)