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ストア アプリの登録に対応した「Windows遅延起動スタートアップTool」v1.1
スタートアップアプリの起動に適度なインターバルを設けることでOSの起動速度を改善
(2016/5/31 10:53)
遅延起動をサポートしたスタートアップアプリの管理ツール「Windows遅延起動スタートアップTool」の最新版v1.1が、26日に公開された。現在、ヘルプのみを改訂したv1.1ヘルプ改訂版が、作者のWebサイトや窓の杜ライブラリから無償でダウンロードできる。
OSの起動時にアプリケーションを自動実行するには、“スタートアップ”フォルダーへアプリケーションを登録しておくのが一般的だ。しかし、アプリケーションを登録し過ぎるとディスクアクセスの集中などにより、PCの起動速度に悪影響を与えることがある。
そこで、スタートアップに登録したアプリケーションを起動する際に適度なインターバルを設けて“遅延起動”することにより、OSの起動をスムーズに行おうというのが本ソフトの狙い。スタートアップアプリを指定した順序で起動したい場合にも有用だ。
今回のアップデートでは、Windows 8/8.1/10が対応OSに加えられた。これまでも動作に問題はなかったが、正式にサポートされるのは本バージョンからとなる。また、これに伴いWindows 8以降で利用できる.NET Framework 4版が追加された。内容は従来の.NET Framework 2.0版と同じだが、OSに同梱されている.NET Frameworkでそのまま動作するため、追加で古い.NET Frameworkをインストールする必要がない。
そのほかにも、Windows 10のストア アプリを本ソフトに登録し、遅延起動できるようになったのも大きな変更点。画面右上の[ストアアプリを手動で追加]ボタン押して[遅延時間の設定]ダイアログを開き、“フルパス”の欄にストア アプリのタイトルを入力して登録できるほか、スタート画面からストア アプリをデスクトップへドラッグ&ドロップしてショートカットファイルを作成し、それを本ソフトのメイン画面へドラッグ&ドロップで登録することで、ストア アプリをOSのスタートアップ時に遅延実行できるようになる。
そのほかにも、選択した行をテスト実行する機能が追加された。また、さまざまな不具合の修正も行われている。
ソフトウェア情報
- 「Windows遅延起動スタートアップTool」
- 【著作権者】
- 西村 誠一 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- v1.1ヘルプ改訂版(16/05/27)