レビュー

「iOS 11」のHEIC画像をJPEG/PNG形式へ変換する無料ツール「iMazing HEIC Converter」

JPEG形式へ変換する場合は品質やEXIFデータの有無を指定することも可能

「iMazing HEIC Converter」v1.0.5

 「iMazing HEIC Converter」は、HEIC形式の画像ファイルをJPEG/PNG形式へ変換するツール。Windows/Macに対応するフリーソフトで、Windows版の対応OSはWindows 7以降。編集部にてWindows 10で動作を確認した。開発元のWebサイトからダウンロードできる。

 「iOS 11」では“High Efficiency Image File Format(HEIF)”と呼ばれる新しいメディア圧縮方式が導入されており、“A9”以降の新しいプロセッサーを搭載したiOSデバイスでは、初期設定で画像と動画の圧縮保存がこの“HEIF”で行われる仕組みになっており、写真は“HEIC”という拡張子で保存される。

 残念ながらWindowsではOSによる“HEIC”のサポートはない。ほとんどの場合、写真を利用したり同期する際に自動でJPEGなど互換性の高いファイル形式へ変換されるため大きな問題となることはないが、“Google ドライブ”へファイルとして保存したりするとHEIC形式のままアップロードされることがあるようで、ファイルが開けなくて困る場合があるようだ。

 「iMazing HEIC Converter」はそのような場合に役立つファイル変換ツール。メイン画面へファイルやフォルダーをドラッグ&ドロップして[Convert]ボタンを押すだけで、HEIC形式の画像ファイルをJPEG形式またはPNG形式へ変換することが可能。保存先は[Convert]ボタンを押すと現れるフォルダー選択ダイアログで指定する仕組みになっている。JPEG形式へ変換する場合は、品質やEXIFデータをそのままにするかどうかを指定することも可能だ。

ファイルやフォルダーをドラッグ&ドロップしてHEIC画像ファイルを登録
保存先は[Convert]ボタンを押すと現れるフォルダー選択ダイアログで指定する仕組み
変換処理。JPEG/PNG形式が選択可能
変換の完了画面

ソフトウェア情報

「iMazing HEIC Converter」Windows版
【著作権者】
DigiDNA SARL.
【対応OS】
Windows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.5(17/10/26)