レビュー
複数のWebサイトに対して“ping”コマンドを定期実行するツール「PingInfoView」
さまざまな形式でレポート出力。失敗時に音声で通知したりコマンドを実行することも
2018年1月17日 06:00
「PingInfoView」は、複数のWebサイトに対して“ping”コマンドを定期実行するツール。Windows 2000/XP/Vista/7/8/10およびWindows Server 2003/2008に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
あらかじめ登録した複数のホストやIPアドレスに対し“ping”コマンドを定期的に送信し、その結果をリストビューに表示するツール。自分の管理するWebサイトをまとめて死活チェックしたい場合や、ある程度のタイムスパンでネットワーク品質を測りたい場合に活用できるだろう。
本ソフトを起動すると、メイン画面とともに[Ping Options]ダイアログが現れる。このダイアログでは“ping”コマンドの送り先となるホストを登録できるほか、“ping”コマンドのサイズ・タイムアウト・送信間隔を指定することが可能。[OK]ボタンを押すと設定が保存され、“ping”コマンドの定期実行が開始される。なお、このダイアログは[File]-[Ping Options]メニューや[F6]キーで再度アクセスすることが可能。コマンドの定期送信は、ツールバーのボタンなどから停止・再開させることができる。
メイン画面は上下分割式の2ペイン構成になっており、上ペインには登録したホストが、下ペインには上ペインで選択したホストに対する“ping”コマンドのログが表示される。上ペインではホスト名やIPアドレスのほかにも、“ping”コマンドの試行回数、成功回数、失敗回数、失敗率、送受信にかかった最小時間と最大時間、最後に行った試行の結果・時間・TTLなどが確認可能。ダブルクリックしてプロパティ画面へアクセスすると、これらの情報をダイアログで一覧表示できて便利だ。
本ソフトで得られた結果はレポートとしてファイルへ出力したり、クリップボードへコピーすることが可能。さらに[Options]-[Advanced Options]メニューを利用すれば、ログを指定した形式で自動追記・保存することもできる。“ping”コマンドが失敗した際に音声で通知したり、指定したコマンドを実行する機能も備えているので、死活チェックに利用している場合は活用したい。
ソフトウェア情報
- 「PingInfoView」
- 【著作権者】
- Nir Sofer 氏
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Vista/7/8/10、Windows Server 2003/2008
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.70