レビュー

複数のWebサイトに対して“ping”コマンドを定期実行するツール「PingInfoView」

さまざまな形式でレポート出力。失敗時に音声で通知したりコマンドを実行することも

「PingInfoView」v1.70

 「PingInfoView」は、複数のWebサイトに対して“ping”コマンドを定期実行するツール。Windows 2000/XP/Vista/7/8/10およびWindows Server 2003/2008に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

 あらかじめ登録した複数のホストやIPアドレスに対し“ping”コマンドを定期的に送信し、その結果をリストビューに表示するツール。自分の管理するWebサイトをまとめて死活チェックしたい場合や、ある程度のタイムスパンでネットワーク品質を測りたい場合に活用できるだろう。

 本ソフトを起動すると、メイン画面とともに[Ping Options]ダイアログが現れる。このダイアログでは“ping”コマンドの送り先となるホストを登録できるほか、“ping”コマンドのサイズ・タイムアウト・送信間隔を指定することが可能。[OK]ボタンを押すと設定が保存され、“ping”コマンドの定期実行が開始される。なお、このダイアログは[File]-[Ping Options]メニューや[F6]キーで再度アクセスすることが可能。コマンドの定期送信は、ツールバーのボタンなどから停止・再開させることができる。

 メイン画面は上下分割式の2ペイン構成になっており、上ペインには登録したホストが、下ペインには上ペインで選択したホストに対する“ping”コマンドのログが表示される。上ペインではホスト名やIPアドレスのほかにも、“ping”コマンドの試行回数、成功回数、失敗回数、失敗率、送受信にかかった最小時間と最大時間、最後に行った試行の結果・時間・TTLなどが確認可能。ダブルクリックしてプロパティ画面へアクセスすると、これらの情報をダイアログで一覧表示できて便利だ。

[Ping Options]ダイアログ
プロパティ画面
[Advanced Options]ダイアログ

 本ソフトで得られた結果はレポートとしてファイルへ出力したり、クリップボードへコピーすることが可能。さらに[Options]-[Advanced Options]メニューを利用すれば、ログを指定した形式で自動追記・保存することもできる。“ping”コマンドが失敗した際に音声で通知したり、指定したコマンドを実行する機能も備えているので、死活チェックに利用している場合は活用したい。

ソフトウェア情報

「PingInfoView」
【著作権者】
Nir Sofer 氏
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista/7/8/10、Windows Server 2003/2008
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.70