レビュー

指定したアプリ“で開く”コマンドをファイルメニューに追加「de Heal at Cool」

編集系のお気に入りアプリを登録しておくと作業が捗る

「de Heal at Cool」v1.1

 「de Heal at Cool」は、指定したアプリで[開く]コマンドをファイルの右クリックメニューに追加するユーティリティー。Windows XP以降に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 4が必要。

 インストーラーでアプリケーションをセットアップすると、ファイルの右クリックメニューにそのアプリでファイルを開くためのコマンドを追加してくれることがある。こうした機能は“シェル拡張”などと呼ばれるが、とくにエディター系のアプリでは便利。未対応のアプリでも手軽に“シェル拡張”が使えるとよいのにと思うことは少なくないはずだ。

 本ソフトは、そうしたニーズに応えてくれるシンプルなコマンドラインユーティリティ。ファイルの右クリックメニューに[~で開く]コマンドを追加することが可能で、ソフトの名前もそれをもじったものになっている。

 使い方は簡単。まず、本ソフトの実行ファイルがあるフォルダーで「コマンド プロンプト」を起動して、

deHealAtCool.exe (アプリケーションのパス)

と入力し、実行する。すると。[~で開く]コマンドを追加・削除するREGファイルがフォルダーに出力される。あとは追加用のREGファイルを実行すれば、レジストリが書き換えられ、ファイルの右クリックメニューにコマンドが追加される。削除用のREGファイルを実行すれば、コマンドを右クリックメニューから削除できる。管理者権限なしでもアクセスできるフォルダーに保存されているアプリであれば、「de Heal at Cool」の実行ファイルにドラッグ&ドロップしてしまうのがもっとも簡単だ。

「de Heal at Cool」の実行ファイルにドラッグ&ドロップ
「de Heal at Cool」が実行され、[~で開く]コマンドを追加・削除するREGファイルが出力される
追加用のREGファイルを実行
ファイルの右クリックメニューにコマンドが追加される(バイナリエディターを登録した様子)

ソフトウェア情報

「de Heal at Cool」
【著作権者】
阿部零時 氏
【対応OS】
Windows XP以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.1(16/02/11)