レビュー

オリジナルの手書き英字フォントを5分で作成できる「Microsoft Font Maker」

文字やスペースの間隔の調整も可能

「Microsoft Font Maker」v1.1.23.0

 「Microsoft Font Maker」は、オリジナルの手書き英字フォントを簡単に作成できるアプリ。Windows 10 Version 16299.0以降に対応しており、無料のWindows ストアアプリとなっている。なお、執筆時現在は“Microsoft ストア”上のWebページが用意されていないが、Windows 10の「ストア」アプリから“Microsoft Font Maker”を検索することでインストール可能。

 フォントの作成といっても特別な知識は不要で、必要な文字をペンで描き込むだけの簡単な操作が特徴。ラフな手書き文字であれば、5分ほどでフォントを作成できた。作成したフォントはTrue Typeフォント(TTF形式)として出力可能だ。

1つ目のステップで文字を入力

 フォントの作成は3つのステップで行う。1つ目のステップでは、画面上に表示されたガイドに従って大文字・小文字のアルファベットや数字、記号を描き込む。2つ目のステップでは画面に表示された英文を入力すればよい。3つ目のステップで文字やスペースの間隔と文字の大きさを微調整したらフォントの完成だ。画面右上の[Create]ボタンを押せばフォントをファイルとして出力できる。

2つ目のステップでは画面に表示された英文を入力
3つ目のステップで文字やスペースの間隔と文字の大きさを微調整

 編集部で試用したところ、利用にはInk機能に対応するペンが必要なようで、マウスやタッチ操作では文字の入力ができなかった。

英字の代わりにかな文字を入力

 入力する文字は必ずしもガイドに従う必要はなく、英字の代わりに仮名文字など別の文字を入力してもOK。かな文字のフォントを作成する際は入力時の利便性を考え、“かな入力”で使うキー配列に従って対応する英字に仮名を描き込むとよいだろう。また、絵文字を作成してみるのも面白い。

ソフトウェア情報

「Microsoft Font Maker」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.1.23.0