レビュー
ホットキー一発で起動してすばやくメモを取れる超軽量ツール「EvMEMO」
メモは自動保存され、キーボードのみで操作可能
2019年10月28日 06:45
「EvMEMO」は、タスクトレイに常駐し、ホットキーで呼び出せるメモ帳。Windows 7以降に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ツールは、インストール不要で利用できるポータブルアプリとなっており、レジストリを汚すこともないうえ、実行に必要なEXEファイルとDLLファイルを合わせても130KBに満たない軽量さが特徴。スタートアップに登録してもOSの起動速度にほとんど影響しないだろう。
Webブラウジングや他の作業中にちょっとスクラップしたい情報があった場合や、思いついたアイデアを書き留めておきたい場合にピッタリで、一瞬で起動するため、アイデアを忘れてしまう前にすばやくメモを取ることが可能。保存は自動で行われ、呼び出しと同様のホットキーでウィンドウを隠せるため、すぐに元の作業へ戻れる。
メモはタブとして表現される“インデックス”で分類可能で“インデックス”内に複数の“ページ”を持つことができる。新規ページの作成は[Insert]キー、新規インデックスの作成は[Shift]+[Insert]キーを使えばよい。
メモウィンドウの呼び出し・非表示化のホットキーはデフォルトで[Alt]+[Z]キーとなっているが、タスクトレイアイコンの右クリックメニューから表示できる設定ダイアログで任意のキーへ変更できる。また、設定ダイアログでは[ESC]キーで非表示化できるようにしたり、メモウィンドウを常に最前面にするといったオプションや、メモウィンドウの透明度やフォントサイズのカスタマイズが可能だ。
本ツールは1998年から開発が続いている老舗のツールだが、Windows標準の「付箋」アプリや「OneNote」などのオンラインメモと比べると、圧倒的な軽快さで今でも十分利用価値がある。現在も開発が続いているようなので、今後の進化にも期待したい。
ソフトウェア情報
- 「EvMEMO」
- 【著作権者】
- 今村 高正(うなぎ) 氏
- 【対応OS】
- Windows 7以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.41(19/01/31)