REVIEW(09/07/10)
フルスクリーン対応のDirectXゲーム専用動画キャプチャー「アマレコ・ライト」
同作者製の動画用コーデックを使って高品質な動画を快適に録画できる
「アマレコ・ライト」は、DirectXを使用したゲームの録画に特化した動画キャプチャーソフト。Windows 2000/XPに対応し、作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、本ソフト自身はフリーソフトだが、利用するには同作者製の動画用コーデック「AMV ビデオ コーデック」が別途必要。こちらは1,260円のシェアウェアで、試用中は録画データに本ソフトのロゴが挿入される。
特長は、DirectXを使用したゲームの録画に特化していること。本ソフトは、DirectXを使用したゲームの画面を自動で認識して録画を行うため、ソフトの使い方を解説する動画の作成などには向いていないが、ウィンドウモードで起動しているゲームはもちろん、同作者製の動画キャプチャーソフト「アマレココ」では録画できないフルスクリーンで動作するゲームの録画にも対応している。
「アマレココ」と同様に、同作者製の動画用コーデック「AMV ビデオ コーデック」を利用するため、リアルタイムで圧縮処理を行いながら高品質な動画を録画可能。さらに、本ソフトはハードウェアの性能を活かしてリサイズ処理などを行う機能を備えているため、環境によっては「アマレココ」よりも快適な録画が可能となっている。
画面は、録画の開始・停止を行うボタンと、BMP画像でのキャプチャーを行うボタンが配置されただけというシンプルな構成。利用する際は、実際に録画する前に録画の開始・停止などに使うホットキーがゲームの操作に使うキーと重複しないようにするといった設定を済ませておこう。また、音声の録音も可能なほか、パソコンの性能に合わせてフレームレートを変更するといった詳細な設定も行える。
設定が完了したら、録画を行うゲームを起動しよう。起動したゲームが録画可能な場合は、ゲーム画面の左上にフレームレートの数値が表示されるとともに、本ソフトの画面左下にゲームの実行ファイル名が表示される仕組み。
録画は、ホットキーや本ソフトの画面上にあるボタンで開始・停止でき、録画が終わるとキャプチャーした動画が保存されたフォルダが開く。また、録画中は画面上にCPU使用率などが表示されるが、操作の邪魔になる場合はホットキーで非表示にすることも可能。
また、「AMV ビデオ コーデック」を利用して圧縮した動画ファイルは、「AMV ビデオ コーデック」がインストールされた環境なら再生可能で、「Windows ムービー メーカー」をはじめとする各種ビデオ編集ソフトでも加工や形式変換ができる。
なお既知の不具合として、動画の画面サイズを任意に指定しても“ハーフサイズ”で録画されてしまう問題や、本ソフトを起動したまま動画ファイルを再生すると、プレイヤーが強制終了してしまうことがある問題など、いくつかの問題が確認されているので注意。
- 【著作権者】
- amaman 氏
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(別途「AMV ビデオ コーデック」が必要)
- 【バージョン】
- 1.00(09/07/08)