REVIEW(09/10/09)

マウスで矩形選択するように自機を操作し敵を囲んで倒す2Dアクション「RedRive」

すれ違いざまに敵を切り捨てるような爽快感が魅力

「RedRive」v1.01「RedRive」v1.01

 「RedRive」は、マウスで矩形選択するように自機を操作して、敵を囲んで倒すアクションゲーム。Windows 2000/XPに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaでの動作も確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 画面は2D固定で、正方形のフィールドを見下ろす視点となっている。フィールド上に出現する敵は、シューティングゲームのようにショットを撃って攻撃してくるが、自機は敵に対してショットでの反撃ができない。その代わり本作では、デスクトップ上をマウスでドラッグするように、フィールド上の任意の範囲を矩形選択することができ、範囲内に収めた敵にダメージを与えることが可能。

 操作はキーボードのほか、ゲームパッドにも対応している。ショットボタンを押しながらカーソルキーで自機を操作することで矩形範囲を選択でき、ショットボタンを離した際に範囲内にいる敵に対して攻撃する仕組み。このとき、矩形範囲内へ完全に敵を収める必要はなく、敵の姿の半分ほどが範囲内に入っていれば攻撃がヒットする。

 ショットボタンを押している間は、画面左下に表示されたエネルギーゲージが消費され、極端にエネルギーの残量が少ない場合は範囲を選択することができない。また、攻撃範囲を選択している間にエネルギーが尽きると、その時点で選択している範囲に対して攻撃してしまう仕組み。エネルギーは時間経過とともに回復するが、無防備な時間を作らないためにも、できる限り無駄撃ちは避けたいところだ。

 また敵を倒す際は、矩形範囲の面積が狭いほど得られるスコアに高い倍率がかかる。そのため、ハイスコアを狙うには、範囲を広げて敵を待ち構えるのではなく、より狭い範囲で敵を捕らえるため、こちらから攻撃的に移動していくことが必要となる。ゲームの雰囲気はシューティングゲームに近いが、ショットを当てるのとはまた違った、すれ違いざまに敵を切り捨てるような爽快感が魅力だ。

ステージは樹形図状に分岐しており、プレイ内容によってルートが変化するステージは樹形図状に分岐しており、プレイ内容によってルートが変化する

 ステージ上のすべての敵を倒せばクリアとなり、次のステージに進むことができる。1プレイあたり全7ステージとなっているが、ステージは樹形図状に分岐しており、プレイ内容によって難易度の高いステージを通過するなど、ルートが変化する仕組み。各ステージは数十秒程度でクリアできるため、ハイスコアを目指すために何度もプレイするにはちょうどいいボリュームだ。

 また、“Twitter”と連携する機能を備えており、ゲームクリア時にクリアタイム、スコア、残機、通過したステージのルートを自動で発言できる。発言にはハッシュタグが付加されるため、“Twitter”上で手軽にほかのユーザーとスコアを競うことが可能だ。なお、この機能を利用する場合は、あらかじめ“Twitter”のアカウントを取得しておく必要がある。また、この機能の利用には.NET Framework 2.0以降が必要。

【著作権者】
RebRank
【対応OS】
Windows 2000/XP(編集部にてWindows Vistaでの動作も確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.01(09/10/04)

(加藤 達也)