REVIEW(09/10/15)
限りなくシンプルながら奥が深いサイドビュー視点の2Dゴルフゲーム「謎のゴルフ」
マウスクリックでゲージの動きを止めるだけの簡単操作でサクサクプレイできる
「謎のゴルフ」は、サイドビュー視点のシンプルな2Dゴルフゲーム。Windows 98/Me/2000/XP/Vistaに対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作にはDirectX 9以降が必要。
画面は2Dで、ゴルフコースの断面を真横から見たサイドビュー視点。起伏のあるコースにはボールとカップが配置されているほか、木や池、バンカーといった障害物が待ち受ける。プレイヤーの分身となるキャラクターなどは存在せず、シンプルな画面構成となっている。
各障害物は現実に即した効果をもち、たとえば打ったボールがバンカーに入ってしまうと、バウンドせずにボールが止まってしまうほか、打ったボールが木の幹に当たると跳ね返ってしまう。また、コース上の起伏もやっかいで、打ったボールが坂を転がって戻ってきてしまうこともある。このとき、斜面にバンカーがあれば、あえてボールをバンカーに入れて動きを止めるというように、状況によっては障害物を利用することもでき、シンプルながらもプレイヤーが取り得る選択肢は幅広い。
操作は簡単で、画面下側にある左右に伸縮するゲージの動きをマウスの左クリックで止めるだけ。ゲージは、ボールを打つ強さを決める“Power”と角度を調節する“Angle”という2本が用意されており、それぞれのゲージの動きを順番に止めることでボールが打ち出される。
また、ゲージの動きと連動して、コース上のボールから放物線状に白い線が表示される。この線は、その位置でゲージを止めたときにボールが飛ぶ軌道をシミュレートする役割をもつ。ただしこの線は、ボールが地面などにぶつかるまでの軌道となっているため、地面にぶつかったあとのバウンドなどは自分で予測する必要がある。
本作はコースの地形が毎回ランダムに生成される仕組みとなっているほか、カップまでの距離に合わせてそのつどゴルフクラブを選ぶといった操作がない。そのため、ボールの動きを予測して、ゲージを狙った位置で止められるかどうかがスコアに大きく影響してくる。
また、画面の外へボールを飛ばしてしまうとOBになってしまうため、とくにカップが画面の端付近にあるときは正確な操作が要求される。18ホールを回ってスコアを競うが、非常にサクサク進めるため、作業の合間のちょっとした息抜きとしてプレイするのもよいだろう。
- 【著作権者】
- ほっ 氏
- 【対応OS】
- Windows 98/Me/2000/XP/Vista
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.00(09/07/02)