REVIEW(09/12/08)
バーの体当たりでブロックを壊す縦スクシューティング風ブロック崩し「BALKDOWN」
高速移動による体当たりと貫通弾を使ってバーをゴールラインまで導く
「BALKDOWN」は、縦スクロール型シューティングゲーム風の要素をミックスしたアクション性の高いブロック崩しゲーム。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaで動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
ブロック崩しゲームといえば、固定画面のなかでボールをはね返すバーを左右に動かしてボールを弾き、画面上側に並んだブロックを壊していくのが一般的。これに対して本作では、ブロックにボールを当てて壊すという基本的なコンセプトはそのままに、縦スクロールシューティングのようにステージが画面上側に向かって自動スクロールする上、バーを全方向へ自由に動かすことが可能。さらに、ボールを当ててブロックを壊すだけでなく、高速でバーを体当たりさせることでもブロックを壊せるのが特徴だ。
本作では、ステージ上のブロックをすべて消す必要はなく、ボールを落とさないように画面上側へと導き、バーがゴールラインを通過することでゲームクリアとなる。ボールを画面の下側へ落とすか、バーが画面最下部とブロックに挟まれてしまうと残機が1つ減り、残機がゼロになるとゲームオーバーだ。
操作はキーボードで行い、カーソルキーでバーを移動できる。[Z]キーを押しながらバーを移動させることでバーを高速移動させることができ、その状態でブロックに体当たりすれば、ブロックを壊すことが可能。
また、高速移動を使ってボールを弾くなどしてボールが一定以上の速さになると、ボールがブロックを貫通する“貫通弾”へと変化する仕組み。もちろん高速移動は、ブロックを壊す際だけでなく、落ちそうなボールを拾うときにも有用だ。
ブロックは、青、緑、黒の3色が存在し、それぞれ異なる特性をもつ。青いブロックはボールを当てたり、高速移動を使って体当たりすることで壊せるが、緑のブロックは体当たりでしか壊せず、黒いブロックはどんな方法でも壊すことができない。
ステージ上には、体当たりを使わなければ先へ進めない場面もある上、効率よくステージを進むためにも、バーの高速移動を使った体当たりが重要となってくる。しかし、むやみやたらに体当たりを乱用してボールをおろそかにすると、すぐにボールを落としてしまうので注意しよう。
また、本作はステージのスクロール速度がそれほど速くないため、しばしばボールが画面最上部に到達することがある。このときボールはステージの先へ進むのではなく、画面上側に見えない壁が存在するかのように、バウンドして戻ってくる仕組み。そのほか、ステージ上のブロックをすべて壊してしまった際などステージを先へ進めたい場合は、[C]キーを押すことでステージを高速にスクロールさせることが可能。
- 【著作権者】
- TERU-soach. 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows Vistaで動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.01(09/11/23)