REVIEW(10/02/04)
Webストレージ“SkyDrive”をネットワークドライブとしてエクスプローラへ統合
「SkyDrive Simple Viewer for WebDAV」でWebDAV接続用のURLを取得しよう
「SkyDrive Simple Viewer for WebDAV」は、マイクロソフトが運営するオンラインストレージサービス“SkyDrive”のフォルダやファイルを閲覧できるソフト。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。マイクロソフトが運営するオープンソース開発支援サイト“CodePlex”のプロジェクトページからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 3.5 SP1が必要。
本ソフトは、“SkyDrive”にアップロードしたフォルダやファイルを閲覧するだけのシンプルなファイルビューワーで、ファイルのダウンロード・アップロードといった機能は搭載していない。しかし、本ソフトを利用すれば“SkyDrive”のフォルダへWebDAVプロトコルで接続できるURLを取得可能。今回はこの機能を利用して、“SkyDrive”のフォルダをネットワークドライブとしてエクスプローラへ追加する方法をご紹介する。
「SkyDrive Simple Viewer for WebDAV」を利用するには、まずメイン画面左上にあるログイン画面へ“Live ID”のアカウント情報を入力してログインしよう。ログインが成功すると、ログイン画面の下へルート直下のフォルダが一覧表示されるので、ネットワークドライブとして追加したいフォルダを選択する。すると、画面右側に選択したフォルダの内容と、WebDAV接続用のURLが表示されるので、URLをコピーしておく。
次に、“SkyDrive”のフォルダをネットワークドライブとしてエクスプローラに登録する。ネットワークドライブとして登録するには、まずエクスプローラの[ツール]-[ネットワークドライブの割り当て]メニューを選択する。するとダイアログが現れるので、任意のドライブレターを指定し、“フォルダー”欄へコピーしておいたURLを入力すれば準備は完了だ。“SkyDrive”へ接続する途中、“資格情報の入力”ダイアログが現れたら、“Live ID”のメールアドレスとパスワードを入力しておこう。
同じようにエクスプローラへ“SkyDrive”を統合できるソフトとしては、“SkyDrive”全体を仮想ドライブとして扱える「SkyDrive Explorer」がある。それと比べた利点は、任意のドライブレターを割り当てたドライブとして利用可能な点と、標準のエクスプローラ操作により近い操作でファイル・フォルダを扱える点だ。ただし、“SkyDrive”全体を単一のドライブとして扱えず、ルート直下のフォルダを1つずつ登録していかなくてはならない点は、本ソフトのほうが不便だ。
なお、ほかにもコマンドラインで動作し、WebDAV接続用のURLを取得するだけの「DumpUrls Console Application」というツールも公開されている。こちらは.NET Framework 2.0の環境でも動作するので、Windows 2000以前の古いOSで利用する場合などに利用しよう。
「SkyDrive Simple Viewer for WebDAV」、「DumpUrls Console Application」ともに
- 【著作権者】
- mikeplate 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0(10/01/31)