REVIEW（10/04/14）

　「TOTHKUA」は、エレベーターに乗ったイタチを操作して地上を目指す2Dアクションゲーム。Windows XP/Vistaに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、ベクターのライブラリページからダウンロードできる。

　画面はイタチの乗ったエレベーターの中を真横から見た視点となっており、上方向へ向かって自動でスクロールしていく。エレベーターシャフトには、エレベーターの進行を妨げるブロックが点在するほか、ゲーム中は画面上部から次々とボールが降ってくる。ゲームの目的は、イタチの持っている棒で落ちてくるボールを弾き飛ばし、ボールを当ててブロックを壊しながらエレベーターを上昇させていくこと。ただし、ボールにぶつかってライフがなくなったり、ブロックとエレベーターの間に挟まれてしまうとゲームオーバーとなる。

　基本的には、左右へ移動しながらボールを避けつつ、ボールを棒で突いて真横へ弾き飛ばす“スイング”や、斜め上方向へ弾く“アッパースイング”を使ってブロックを壊していく。なおボールを弾く際は、ボールが床に触れる前に弾く必要がある。

　また、ブロックが積み重なって出現した場合は、地震を起こして床から3段までの高さにあるブロックを壊す“アースクエイク”を使うことで、一度に複数のブロックを破壊することが可能。ただし、“アースクエイク”は発動するまでに時間がかかり、その間は行動不能となるため、タイミングを見計らわないとすぐにボールに当たってしまう。“アースクエイク”のタメはいつでも解除できるので、イタチの真上にボールが出現したらすぐに退避しよう。

　またイタチは、特定のキーを押しながら移動することでゆっくり歩いたり、方向キーを2度押すことでダッシュすることも可能なので、うまく利用してボールをかわしていこう。

　ゲーム序盤は、エレベーターの左右端のみにブロックが出現するが、ゲームを進めるとフィールドの中央に出現するようになったり、ボールを当てることで特定の方向にあるブロックを連続で壊せる特殊なブロックが出現するなど、多数の仕掛けが用意されている。

　難易度はかなり高めに設定されており、アクションゲームが苦手だという人はなかなか先へ進めないかもしれない。とはいえ、決して理不尽な要素があるわけではないので、何度もプレイしていくうちに少しずつ先へ進めるようになり、自分の腕が上達していくのを実感できるはずだ。