REVIEW(10/04/23)
日常の中で刻まれていくマウスカーソルの軌跡がアートを生み出す「IOGraphica」
偶然生み出されたにも関わらず、確かな意味をもつ1枚の絵を作成できる
「IOGraphica」は、普段のパソコン作業の中で発生するマウスカーソルの軌跡だけで抽象画を作成するソフト。Windowsなどに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaで動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
抽象画を作成するには、まず画面中央に表示される円形のアイコンをクリックする。あとは本ソフトを最小化するなどして普段のパソコン作業を続けよう。作業が一段落ついたころ、再度本ソフトを表示すると、画面上には偶然生み出されたにも関わらず、確かな意味をもつ1枚の絵が完成しているはずだ。
デスクトップ画面全体をキャンバスに見立てて、マウスカーソルの軌跡が黒い線として描画されていく仕組み。また、マウスカーソルが静止していた位置には、静止時間に応じた大きさでインクを垂らしたような黒い円が描画されるほか、その周りには同じく静止時間に応じた大きさで円形の枠線が描画される。
作成した絵はPNG形式で保存可能。白い背景のまま保存したり、デスクトップ画面をキャプチャーした上に作成したアートを重ねて保存することができる。またオプションにより、マウスカーソルが静止していた位置に円を描画しないように設定しておくことも可能。
- 【著作権者】
- Anatoly Zenkov 氏、Andrey Shipilov 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows Vistaで動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.9