REVIEW(10/04/27)

ポップアップで手軽にWikipediaを利用できるChrome拡張「Wikipedia Companion」

閲覧中のページはそのまま、iPhoneなどに最適化したモバイル版でコンパクトに表示

「Wikipedia Companion」v1.5.0「Wikipedia Companion」v1.5.0

設定画面設定画面

 「Wikipedia Companion」は、コンパクトなポップアップウィンドウで手軽に“Wikipedia”を検索・閲覧できる「Google Chrome」用の拡張機能。「Google Chrome」に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7上の「Google Chrome」v4.1.249.1059で動作を確認した。ライブラリサイト“Google Chrome 拡張機能ギャラリー”からダウンロードできる。

 本拡張機能をインストールすると、アドレスバーの右側に専用ボタンが追加され、そこから“Wikipedia”を手軽に検索・閲覧できるようになる。現在開いているWebページはそのまま、コンパクトなポップアップウィンドウで“Wikipedia”を利用できるのが便利。

 ポップアップ上での“Wikipedia”の表示には、“iPhone”などのスマートフォンに最適化された“モバイルサイト”を利用する仕組みになっており、コンパクトなポップアップでも記事が読みやすい。さらにポップアップ上の“タブで開く”リンクを押せば、新規タブで通常版のページをじっくりと閲覧することもできる。

 また、日本語を含む各国語版の“Wikipedia”に幅広く対応しているのも特長。設定画面では、通常利用する“主要言語”のほか“第二言語”を選択できる。“主要言語”と“第二言語”はポップアップ上からワンクリックで切り替え可能。サブカルチャー以外の分野では英語版“Wikipedia”のほうが充実した内容であることも多いので、このように2つの言語を簡単に切り替えられるのはうれしい。

 そのほか、使い勝手の面でも行き届いている。たとえば、ポップアップウィンドウを開くと自動でフォーカスが検索ボックスへ移動するので、すぐに検索作業へ移れる。また、ポップアップには[戻る][進む]ボタンが独立して設けられているほか、検索履歴を削除するボタンも用意されている。

【著作権者】
mongolian2010 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.5.0(10/03/29)

(柳 英俊)