REVIEW(10/06/16)
ルーチンワークをこなしてノルマを達成する農作業2Dアクション「Kolkhoz2928」
邪魔なロボットを黙らせつつ、ベストなタイミングで人工ザクロを収穫しよう
「Kolkhoz2928」は、ノルマを目指してフィールド上の作物を収穫し続ける2Dアクションゲーム。Windows XP以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaで動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
舞台は、ロボットを使うことで完全な自動化に成功した農業システム“第二コルホーズ”。プレイヤーは収穫ロボットの“ロボチェンコ”を操作し、“グラナート”と呼ばれる人工ザクロを収穫していく。
画面は横視点の2D固定型となっており、操作は左右への移動とジャンプのみ。また、空中で再度ジャンプすることにより、何度でも多段ジャンプを行える。ジャンプで足場を移りながらフィールド上に点在する“グラナート”を収穫すると、“ノルマポイント”を獲得できる。
“グラナート”は時間経過とともに成長し、十分に実ったときに収穫できれば高ポイントとなるが、収穫時期が早かったり、遅れてしまうと獲得できるポイントが減ってしまうほか、収穫できずに枯らせてしまうと減点となり、ノルマが増えてしまう。できるだけベストな状態で“グラナート”を収穫し続け、画面中央にある電光掲示板に表示されたノルマを達成すればステージクリアだ。
フィールド上には、“ロボチェンコ”以外にも何種類かのロボットが活動している。これらのロボットに接触するとエネルギーが減少し、0になるとゲームオーバーとなってしまう。ロボットはたいていフィールド上をうろうろしているだけだが、なかにはエネルギー弾で攻撃してくるものも存在するので注意。
邪魔なロボットは、“ロボチェンコ”が多段ジャンプした際に発生するジェット噴射を当てることで、一定時間活動を停止させることが可能。活動が停止している間は、ロボットに接触してもエネルギーは減らないので、その隙に“グラナート”を収穫しよう。
さらに、数ステージごとにボーナスステージやボスステージも用意されている。ボーナスステージでは、大量に発射される宝石を取得することでスコアを加算できる。またボスステージでは、弾幕攻撃をかわしつつ、ジェット噴射を当てることでボスを撃破可能。とくにボスステージでは、通常のステージとは異なり、こちらから積極的に攻撃していく必要があるので、気持ちの切り替えが重要となる。
本作は、それほど効率を重視しなくても、同じルートでフィールドをぐるぐる周回していれば、いつかはノルマを達成できてしまう。しかしプレイしていると、不思議とすべての“グラナート”をベストなタイミングで収穫しようと労働意欲が沸いてくるはずだ。
- 【著作権者】
- 8bits fanatics
- 【対応OS】
- Windows XP以降(編集部にてWindows Vistaで動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- -(10/05/01)