REVIEW(10/06/30)

エクスプローラ上でいきなり文字をタイプしてファイルを絞り込める「Listary」

Windows標準のファイル選択ダイアログにも対応

「Listary」v2.00 (Build 169)「Listary」v2.00 (Build 169)

Windows標準のファイル選択ダイアログにも対応Windows標準のファイル選択ダイアログにも対応

 「Listary」は、エクスプローラなどで開いたフォルダ内のファイル・サブフォルダをすばやくファイル名検索で絞り込めるソフト。Windows XP/Vista/7および同64bit版に対応しており、個人利用に限り無償で利用可能。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 エクスプローラ上でショートカットキーを利用したり、検索欄へフォーカスを移すといった操作をせずに、いきなり文字をタイプするだけで絞り込みを行えるのが特長。また、Windows標準のファイル選択ダイアログにも対応している。絞り込みは部分一致で行われるため、ファイル・サブフォルダ名の先頭から入力しなくてもファイルを探せるのもうれしい。

 具体的な動作は、エクスプローラがアクティブな状態でキーボードのアルファベット・数字・記号などを1文字でも打ち込むと、エクスプローラの右下へ検索欄が現れてその下に該当するファイル・サブフォルダ名がリスト表示される。リスト上のファイルなどは文字を打ち込んでいくとリアルタイムで絞り込まれる。

 リスト上のファイルは、カーソルキーの上下や[Tab]キーで選択ファイルを切り替えることが可能。リスト上で選択されているファイルはエクスプローラ上でもリアルタイムに選択される仕組み。選択中のファイルは[Enter]キーで開くことが可能なほか、エクスプローラに戻って右クリックメニューを利用できる。

“/”に続いてコマンドを入力することで、さまざまな機能を呼び出せる“/”に続いてコマンドを入力することで、さまざまな機能を呼び出せる

 さらに、日本語入力システムをONにしてタイプすれば、日本語による検索も可能。そのほか、“/”に続いてコマンドを入力することで、コマンドプロンプトを呼び出したり、“マイドキュメント”などのフォルダを開く機能を備える。また、19.95米ドルのライセンスキーを購入することで、商用利用可能な高機能版の「Listary Pro」として利用することが可能。

【著作権者】
Bopsoft
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/XP x64/Vista x64/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト(個人利用のみ)
【バージョン】
2.00 (Build 169)(10/06/20)

(長谷川 正太郎)