REVIEW(11/01/11)
マルチタッチ対応PCで“スピード”の対戦を楽しめる「スピードトランプタッチ」
動作は軽快で、非力なスレートPCでも十分楽しめる
「スピードトランプタッチ(Speed Trump Touch)」は、トランプゲーム“スピード”を2人で対戦プレイできるソフト。Windows 7に対応するフリーソフトで、動作にはマルチタッチ対応のモニターが必要。作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトは、昨年12月1日に開催された“Windows Slate/Windows 7/マルチタッチ対応アプリケーション開発者会議”で無償提供されたオンキヨー製のスレートPC“TW217A5”を利用して制作されたトランプゲームソフト。そのため、現状では1,024×600の解像度で全画面表示させて利用するのが前提となっている。
本ソフトの醍醐味は、“マルチタッチ”を活かした2人対戦ができること。プレイヤーはそれぞれ画面の左右に分かれ、指を一本だけ使って、自分から見て手前半分の画面のみをタップしてカードを操作しよう。すばやい操作とその場の的確な判断で、いかに速く自分の手札を中央の“場”へすべて配置できるかが勝負だ。
ゲームを始めるには、まず自分の手札の山をタップしてカードを引き、自分の手元へ配置する。手元には4つのスロットが設けられており、空きスロットのいずれかをタップすればカードを配置できる。そのまま両者が4枚ずつカードを自分の手元へ置くと、画面中央が点滅するので、それぞれそこをタップしよう。すると、手札の山から1枚ずつカードが配置され、ゲーム開始となる。
そのとき、2人で同時に『スピード!』と掛け声をかけると盛り上がること間違いなし。あとは、ひたすら手札の山、自分の場、中央の場をタップしまくって、カードを残らず中央の場へ配置するのみだ。
本ソフトは、派手なエフェクトにこそ欠けるものの、その分動作は軽快で、非力なスレートPCでも十分楽しめる。とはいえ、なにも仕掛けがないというわけではなく、負けると自分の“場”が深い闇へ落ちていくエフェクトが表示されるなど、ゲームを盛り上げてくれる要素もちゃんと仕込まれている。途中でゲームを中止したい場合は、スレートPC本体についているボタンを、どれでもいいので押せばよい。
本物の“スピード”では、白熱し過ぎてトランプを傷つけてしまうことがよくあるが、本ソフトならそんな心配もなく、思いっきり楽しめるのがうれしいところ。ただし、PCを壊さないようにだけ気をつけてプレイしてほしい。
- 【著作権者】
- J BOY SOFT
- 【対応OS】
- Windows 7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0(お正月特別バージョン)(10/12/31)