REVIEW(11/02/03)

“Kinect”を使って“かめはめ波”を撃ったつもりになれる「kinect-kamehameha」

“かめはめ波”のアクションをとると手のひらから光り輝くエネルギー弾を発射可能

「kinect-kamehameha」v0.1b「kinect-kamehameha」v0.1b

 「kinect-kamehameha」は、センサーに撮した自分の身体全体を使ってゲームを操作するXbox 360用コントローラー“Kinect”をUSB経由でパソコンに接続し、超人気マンガ“ドラゴンボール”に登場する“かめはめ波”を発射したつもりになれるソフト。Windows XPに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaでの動作も確認した。作者のWebサイトからダウンロードでき、動作には「OpenNI」「PrimeSense NITE」「SensorKinect」が必要。

 利用するには、まず“Kinect”をWindowsで動作させるためのフレームワーク「OpenNI」と、ミドルウェアの「PrimeSense NITE」をインストールする。「PrimeSense NITE」のインストール時には、ライセンスキーの入力を求められるので、フリーのライセンスキーを入力しよう。ライセンスキーは下記URLのWebページや、「kinect-ultra」に同梱されている“README_ja.TXT”にも記載されている。

 あとは、ドライバーの「SensorKinect」をインストールすれば準備は完了だ。編集部では、「OpenNI」Alpha Build for Windows v1.0.0.23、「PrimeSense NITE」Beta Build for Windows v1.3.0.17、「SensorKinect」v5.0.0で動作確認した。

 「kinect-kamehameha」を起動するとコマンドラインによる初期化ウィンドウが開き、しばらくすると自動で“Kinect”の映像が表示されるので“Kinect”へ全身が映るように立ち位置や“Kinect”の角度を調整しよう。“Kinect”に全身が映った状態でガッツポーズをとると、映像に映った自分の髪の毛が金色に逆立ち、全身が金色のオーラに包まれる。

 オーラに包まれた状態で両方の手のひらを近づけると、手のひらの間に球状のエネルギーが溜まって輝き出す。続けて、おなじみの“かめはめ波”のアクションをとれば、手のひらから光り輝くエネルギー弾を発射可能。エネルギー弾はアクションにより強さが変化する仕組みで、発射されたあとにその強さが%単位で表示される。エネルギー弾の強さによって画面が振動したり、逆立った髪の毛がなびいたりするのがおもしろい。

 作者によると、強力なエネルギー弾を発射するには、腰を落として“Kinect”に映るように大きなアクションをとるのがコツとのこと。編集部にて試用したところ、最大150%以上のエネルギー弾を発射できた。

「kinect-kamehameha」を実際に試用した動画(FLV動画:約46秒/4.27MB)

【著作権者】
Tomoto S. Washio 氏
【対応OS】
Windows XP(編集部にてWindows Vistaで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.1b(11/02/02)

(長谷川 正太郎)