REVIEW(11/04/25)
スイッチで画面を回転・反転させて鍵を集めるアクションパズル「iSwitch!」
四角形のスイッチを作動させるとキャラクターが移動できる空間と壁が反転
「iSwitch!」は、画面の回転や反転による地形の変化を利用してアイテムを集めていくアクションパズルゲーム。Windows XP以降に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
画面は2D横視点で、フィールド上にはいくつかの鍵が配置されており、すべての鍵を集めるとフィールド上のどこかへゴールが出現する。見事ゴールに到達できればステージクリアとなり、次のステージへ進むことが可能。ただしフィールド上には、ジャンプしても乗り越えられない高い段差など、数々の仕掛けが用意されており、そのままではすべての鍵を集めることはできない。
そこで本作では、フィールド上に配置された矢印型のスイッチを作動させることで、矢印の向いている方向が地面になるようにフィールド全体を回転させることが可能。これにより、今まで壁だった部分が足場になったり、重力の向きが変わったことで通常では動かせないブロックが落下するといった地形の変化が起こる。たとえば、スライドパズルのようにブロックを動かして踏み台を作れば、高い段差を乗り越えて先へ進むことが可能だ。
また、ステージによっては四角形のスイッチが配置されている。このスイッチを作動させると、キャラクターが移動できる空間と壁が反転する仕組みとなっており、ステージ開始時には壁の中にあった鍵を取りに行くなどの操作が可能。反転中は壁の中だけでなく、通常時には障害物だったブロックの中を通過できるようになる。
さらに、プールのように水が溜まっているステージも存在し、場合によっては水の中を泳いで鍵を取りに行くこともある。水は重力に従って常に画面の下側へ溜まるため、ステージを回転させれば水中と陸上を入れ替えることが可能。また、移動するブロックは水に浮かぶ性質のため、うまくフィールドを回転させれば、ブロックをどかして通り道を作ることも可能だ。そのほか、ぶつかるとミスになってしまうトゲや溶岩など、プレイヤーの邪魔をする仕掛けも存在する。
ステージをクリアするには、ステージを回転させる順番や、空間を反転させるタイミングを考えるパズル要素はもちろん、足場を踏み外さないように小さなブロックへ飛び移るなどのアクション要素も重要。また、画面が回転している最中にジャンプするテクニックを使えば、地形の変化によりそのままでは落下してしまう場合でも、壁を蹴るようにして高所へ移動できる。このテクニックは、ステージ後半でとくに重要となるため、早めにマスターしておこう。
本作には、全48+αという多数のステージが収録されている。さらに、ステージごとに目標クリアタイムと目標スイッチ作動回数が設定されているほか、通常のゴールとは別に“隠しゴール”が用意されたステージも存在するなど、やり込み要素も充実。まずは通常のステージ制覇を目指して挑戦してみよう。
- 【著作権者】
- μ 氏
- 【対応OS】
- Windows XP以降(編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.00