REVIEW（11/09/26）

　「RealWorld Cursor Editor」は、アニメーションカーソルも作れる高機能なカーソル作成ソフト。Windows 2000/XP/Vista/7に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。本ソフトは海外製だが、メニューなどの日本語化に対応している。

　画面中央にキャンバスが表示され、上部に各種ツールのボタンが並ぶ。また、右側にはカラーパレットなどが配置されているほか、左側にはカーソルのなかでクリックの起点となる点“ホットスポット”の位置を調節したり、テストできるエリアが用意されている。さらに下部には、フレームの作成や順序の入れ替えなど、アニメーションカーソルの作成に関する機能がまとめられている。

　ブラシや塗りつぶしツールなどを使って一からカーソルを作るだけでなく、JPEG/PNG/BMPといった通常の画像ファイルを読み込むことも可能。もちろん読み込んだあとに自分で手を加えることもできる。

　さらに、画面上部にある矢印の形をしたボタンから開くダイアログでは、サイズや色などのパラメーターを指定することで、標準のカーソルのような矢印をキャンバスへ描くことが可能。この矢印に模様などを描き加えれば、あまり絵を描くのが得意ではないという人でも、簡単にオリジナルのカーソルを作成可能だ。

　機能面では、レイヤーに対応するほか、魔法の杖や投げ縄など多数のツールを備える。さらに、シャープやぼかしのほか、影をつけたり任意の方向から光を当てるといった効果も用意されている。これらの効果をつける際は、処理前・処理後の状態を並べて表示しならがらスライダーなどを使って効果の度合いを調整できる。

　加えて本ソフトはマウスジェスチャー機能を備えており、右クリックメニューの［マウスジェスチャー］項目から設定画面を開き、アンドゥ・リドゥなどさまざまな操作にマウスジェスチャーを割り当てられる。