REVIEW(11/10/20)
“重力アンカー”を使って宇宙飛行士をゴールへ導くゲーム「Gオペレーション」
おもりをつけたゴム紐を振り回しているような独特の操作性が面白い
「Gオペレーション」は、宇宙空間を舞台に自機を出口まで導くアクションゲーム。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
画面はサイドビューの2D固定型で、宇宙飛行士の“マック”を“EXIT”と書かれた出口へ導くことができればステージクリア。宇宙空間が舞台だが、画面下側へ向かって重力が働いており、何もしなければマックは足場の上に立ち続ける。また、マックは歩いて左右へ移動することは可能だが、ジャンプしたり宇宙遊泳を行うことはできないため、高い位置にある出口へ自力で到達することはできない。
そこで本作では、“重力アンカー”という仕組みを使うことで、マックを縦横無尽に動かして出口を目指すことが可能。ゲーム中は、マウスカーソルの位置に渦巻きが表示され、マウスの左ボタンを押すとマックが渦巻きに向かって引き寄せられる。そのまま左ボタンを押し続けると、引き寄せられた分だけマックが反対方向へ飛んでいき、その後は渦巻きを中心に行ったり来たりを繰り返す。この力が本作のキモとなる重力アンカーだ。
また、マウスをドラッグすればマックを引っ張るように動かすことができ、さらに途中でボタンから手を離すと、マックが動いていた方向へそのままのスピードで飛んでいく。重力アンカーを使った操作は、先端におもりをつけたゴム紐を振り回しているような感覚で、慣れればかなり思い通りにマックを動かすことが可能だ。
フィールド上にトゲが設置されているステージでは、操作を誤ってマックをトゲにぶつけると一発でゲームオーバー。また、ステージによっては障害物をかわすためにマックを画面外へ飛ばす必要があるが、あまり飛ばしすぎてもゲームオーバーとなる。ただし残機などはなく、何度でもそのステージの初めからやり直せる。
さらに厄介なのが、重力アンカーを使うと渦巻きに向かって引き寄せられてくる赤いトゲだ。赤いトゲのあるステージでは、まず出口から離れた場所で重力アンカーを使い、マックの進路から赤いトゲをどかしておくとよいだろう。そのほかステージによっては、重力アンカーが使えないエリアなども用意されている。重力アンカーや各障害物の特性を理解して、全40ステージ制覇を目指そう。
- 【著作権者】
- phi 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.00