REVIEW(12/01/23)
モーフィング動画を作成してSWF/AVI/アニメーションGIFとして保存「FotoMorph」
1枚の写真の一部を変形させる動画なども作成可能
「FotoMorph」は、写真に写った被写体が徐々に変形して別の写真に写った被写体になるモーフィングアニメーションを作成できるソフト。Windows 2000/XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
モーフィングアニメーションのほか、1枚の写真の一部を徐々に変形させる“Warp”動画や、1枚の写真の一部をズーム・パンニングする“Pan”動画、2枚の写真をエフェクトつきで切り替える“Transitions”動画を作成可能。作成した動画はSWF/AVI/アニメーションGIF形式で保存可能。また、SWFファイルとして保存する際はWebページへ埋め込むためのHTMLコードつきで保存することもできる。
画面はタブ切り替え型で、画面左側のバーには各タブで使えるボタンが表示されるほか、画面下部には再生・一時停止などの操作ができるボタンが並んでいる。[Projects]タブでは、動画の種類を選んで新規作成できるほか、作業中の状態を独自形式で保存したり、動画の表示サイズやフレームレートの変更が行える。また、複数の効果を使った動画を組み合わせることも可能。
[Image]タブでは、ドラッグ&ドロップなどで動画にする写真を選択できるほか、読み込んだ画像のリサイズや左右反転、回転などが行える。2枚の写真を使う場合は2つの枠が表示されるので、読み込みたい枠をクリックで選択してから画像を読み込めばよい。
[Control]タブでは、変形する場所の指定といった動画の種類によって異なる操作を行う。また、動画を繰り返すかどうかを指定できるほか、動画が動き始めるまでの遅延時間や動き終わってから動画が終了するまでの時間、動画の長さなどを指定可能。[Animation]タブでは動画のプレビューや保存のほか、動画にフレームや影を付加するといった操作ができる。
動画の種類ごとに特徴的な操作として、モーフィングアニメーションを作成する際には、[Control]タブで左側に表示された変形前の写真の特徴的な場所をクリックしてポイントを登録し、右側に表示された変形後の写真上に表示された対応するポイントをドラッグで移動させる。“Warp”動画では、[Control]タブの左側の写真でクリックして指定した変形させたいポイントを、右側の写真上でドラッグして変形後の位置を指定し、[Animation]タブで確認・保存すればよい。
“Pan”動画では、[Image]タブで写真を読み込むとともに表示された枠をドラッグでリサイズ・移動させてズーム・パンニングの最初の位置と最後の位置を指定する。“Transitions”動画では、[Control]タブの[Transition Types]ボタンで切り替え時のエフェクトを6種類から選択可能。
なお、動画にテロップのように移動するテキストを挿入する機能も備えるが、編集部にて試用したところ、日本語を入力すると文字化けが発生する問題を確認した。
- 【著作権者】
- Digital Photo Software
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 13.4.3